LinkedInは、世界中のプロフェッショナルが使っているビジネス特化型のソーシャルメディアで、グローバルなネットワーキングや求人情報へのアクセスに不可欠なツールです。そして外資系就職や海外就職を成功させるための強力な武器となるのが、LinkedInです。
私はかれこれ20年以上LinkedInを使っています。最初にLinkedInで転職したのは、日本で働いていた時、LinkedIn経由で連絡してくれたオーストラリアのエージェントからのスカウトがきっかけでした。その後仕事のオファーをもらい、海外移住してからもLinkedInを使って世界中の人たちと連絡を取りながら転職してきました。私にとってLinkedInは転職だけでなく、プロフェッショナルとしてのネットワーキングやスキルアップにも欠かせないツールになっています。
この記事では、海外就職や外資系企業就職を目指すあなたに向けて、LinkedInの活用方法を詳しく解説していきます。LinkedInを最大限に活用することで、あなたのキャリアをグローバルに広げ、キャリアの可能性を大きく広げましょう。
1. 海外でLinkedInが転職に必須である理由
なぜLinkedInは外資系就職に必要不可欠なのか?
日本では、LinkedInの利用率が他国に比べて低い現状がありますが、その背景には日本独自の終身雇用制があり、生涯の転職数が少ないことや、社外に自分のブランドを構築する必要がなかった雇用制度があると思います。しかし終身雇用制が徐々に崩れ、日本でも外資系企業を中心に使う会社やプロフェッショナルが増えてきました。
海外ではかなり前から、LinkedInはプロフェッショナルにとってなくてはならないビジネスツールとして定着しています。転職が多い海外では、前職の上司や同僚、就職エージェント、同業他者とのネットワーキングやセルフブランディングがキャリア構築にかかせないからです。
転職に抵抗がなくなってきた日本人の間でLinkedInはこれからもっと広まっていくでしょう。そして外資系企業や海外就職を目指す方は、LinkedInを活用しないことは大きなハンディキャップになるでしょう。
海外の求人市場では、LinkedInが一般的な求人メディアの一つとして利用されています。日本のように転職サイトや転職エージェントだけでなく、多くの企業がLinkedInを使って積極的に人材を探しています。LinkedInを使わなければ、数多くの求人情報を逃してしまうだけでなく、キャリア構築に必要なネットワーキングの機会も失ってしまいます。
就職活動にLinkedInを使うメリット
海外ではLinkedInを使ったスカウトが日常的です。常に自分のプロフィールを魅力的にしておくことで世界中からスカウトが来る可能性が高まります。私もオーストラリアのリクルータからのスカウトによって初めての海外就職が決まりました。
そしてあなた自身も国、地域、業界、職種、勤務地などでフィルターをかけ、希望に合った求人を検索することができます。
外資系企業の多くはLinkedInをマーケティングツール、ブランディングツールと位置づけ、積極的に活用しています。企業のページを見ることで、企業のホームページでは得られない企業文化、経営者のプロフィール、求める人物像を理解できるので、金業研究には大変役立ちます。
人脈を広げることは転職の機会を増やすコツです。LinkedInの中であなたのネットワークを作ることができるので、就職エージェントや企業、その他関係者にコンタクトすることで就職の機会に繋げることができます。
2. LinkedInの特徴と活用のコツ
プロフェッショナルな印象を与えるプロフィールの作成
あなたのLinkedInプロフィールは、セルフブランディングの重要なツールで、第一印象を左右する重要な要素です。グローバルキャリアを目指すなら、魅力的なプロフィールを英語で作っておいてください。
プロフィール写真
プロフェッショナルのセルフブランディングツールとしての性格上、清潔感のある服装でプロフェッショナルに見える写真が必須です。
ヘッドライン
あなたの専門性や強みなどを一言で表す肩書きを創造性を活かして作ってみましょう。
自己紹介
あなたのプロとしての実績、強み、今取り組んでいること、キャリア目標を簡潔に述べます。
職歴
職歴を新しい順に書きます。過去の職務内容、実績を具体的に記述し、あなたのスキルや経験をアピールしましょう。
スキル
あなたが持つプロとしてのスキルを明確に記載し、リクルーターがキーワードで検索できるようにします。
その他
学位、資格、終了したトレーニングコース、使用言語、経験したプロジェクト、関心のあるトピックなどを書いて、あなたの人物像をより明確にします。
LinkedInプロフィールとレジュメの違い
LinkedInとレジュメは、どちらもあなたのキャリアを表現するためのツールですが、その特徴は大きく異なります。
目的
レジュメは就職活動で面接の機会を得ることを目的としたツールであるのに対し、LinkedInプロフィールは個々の就職・転職、所属する会社に関係なく、あなたのキャリアやプロフェッショナルとしての価値を包括的に表現するセルフブランディングツールです。
記載内容
LinkedInのプロフィールでは、レジュメでは表現できない、あなたの個性や熱意をアピールすることができます。例えば、ブログ記事やプレゼンテーション資料を共有したり、推薦状を受け取ったりすることで、あなたの能力を多角的に評価してもらうことができます。
顔写真
レジュメには顔写真を載せませんが、LinkedInプロフィールはブランディング・ネットワーキングツールとしての性格上、顔写真は必須です。
閲覧対象者
レジュメはリクルータ、就職エージェントが対象ですが、LinkedInプロフィールは世界中のプロフェッショナルや会社が対象です。
ネットワーキングの力
LinkedInは、単に自分の情報を発信するだけでなく、他者とつながり、情報を交換するプラットフォームです。過去の職場の同僚や知人に積極的にコネクションリクエストを送り、人脈を広げましょう。あなたのコンタクトにあなたが繋がりたい人を紹介してもらうこともできます。また参加しているグループで積極的に交流することによっても人脈を広げることができます。
海外では名刺交換という習慣はないので、LinkedInを交換しあうことでネットワークを広げています。私はあるセミナーに参加し、懇親会の時にスピーカーに話しかけてLinkedInを交換しあったことがきっかけで、その会社の面接の機会を得たことがありました。
LinkedInで人脈を広げることは、キャリアアップに役立つだけでなく、グローバルキャリアの成功の鍵を握ります。特に海外での転職はレファレンスが必要になることが多いので、昔の職場の上司や同僚といい関係を保っておくことは大切です。
スキルアップに便利なオンラインコース
LinkedInはキャリアップのためのすべての機能を備えているという意味では、LinkedIn Learningというオンライントレーニングツールがあるのも特徴です。さまざまな分野の無数のオンラインコースが用意されているので、キャリアアップに必要なコースを受けることができます。
今の仕事や次の転職に必要なスキル、不足しているスキルはありませんか?私はこれまでキャリアアップに必要な数多くのLinkedIn Learningコースを受けてきましたが、教授陣がすばらしく、コースの質は満足のいくものでした。
3. LinkedInを活用した就職活動の進め方
転職に役立つ求人機能
LinkedInの転職機能を使いこなすことで、あなたのキャリアに合った求人を効率的に探すことができます。
キーワード検索
フィルター機能
保存機能
通知機能
企業・業界研究
企業のページを見ることで、企業の規模、従業員数、従業員のプロフィール、投稿、求人、採用数などを確認できます。
また業界、専門領域、地域に特化したグループに参加することで、最新の業界情報や求人情報をいち早く入手できます。私も自分の関心のあるグループに所属することによって、ウェブ検索など一般的でなく、個人が自らの経験から発した貴重な情報を得ることによりキャリアアップに役立てています。
応募機能
求人を見つけたらレジュメをつけてその場で応募することができます。そのポジションへの応募者数もリアルタイムで見ることができ、現在のステータスを確認することができます。
4. LinkedInで世界に自分をアピールしよう
LinkedInは、世界の同業のプロフェッショナルやリクルータと繋がることができる素晴らしいツールです。積極的にLinkedInを活用し、LinkedInを通じて世界中の企業やプロフェッショナルと繋がり、スキルを磨き、あなたのキャリアをグローバルに広げていきましょう。
長年LinkedInでネットワーキングや転職をしてきた経験に基づき、LinkedInの実践的な使い方や魅力的な英語プロフィールの作り方をアドバイスしています。サポートが必要な方はお気軽にご相談ください。