その原因あってますか?

記事
コラム
化学系エンジニアとして、開発現場の困りごと解決依頼が良く来る。
往々にして、ブルドーザー形式に闇雲に総当たり(ただし抜けが多数)をして、よくわからないデータが積み重なり焼土と化した課題が飛び込んでくるのである。
そんな時一番困るのが、会社でよくある現象をそのまま言葉にして依頼されることである。
例えば、あるバッチだけ膨潤度が非常に高くなっています。どうにかしてください。と言われたら、高分子屋さんとしては、ああ、架橋密度が関連しているんだなぁ、と予想する。
しかし、現場をよく見ると、膨潤ではなく、スポンジ状になっていて、スカスカの部分に溶媒が入り込んでいるだけで、分解を指していたということがある。
ここから得る教訓は、どんな場合でも、周りの人の言うことを鵜呑みにせず、現象を確認することが非常に重要だということだ。

私は自分の仕事を説明するとき、
「アイスクリームのバニラを買ったときだけ、車がエンストする。なんとかしてくれ」という現象の解決をしていると思っている。
確かにバニラを買った時だけエンストする事実はあるが、ここには、
バニラはトッピングが少ない→提供時間が短い→車を停車してからのエンジンを再始動させる時間が短い→エンストする
という理論が含まれる。

この複雑な事象、さらには人の伝達による曲解を含めたことがらを紐解いていくことが私の仕事である。



当ブログの記事は著作権によって保護されています。
引用の場合は出典を明示してください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら