前回のブログの続きです。
人間関係において生きづらさ、やりづらさを感じる場合、もしかしたらそれは幼い頃の家庭環境によって形作られた性格や、生きづらい思考パターンが原因かも知れません。
【スケープゴート役の2タイプ】
スケープゴート役は大きく分けて、2タイプあります。
①家族のストレスのはけ口となり、自分さえ我慢すれば良いと耐え忍んでしまう消極的スケープゴート
➁家族の関心や注意を引く為、自ら問題を引き起こしてしまう積極的スケープゴート
どちらの場合も機能不全家族の中で「この子さえいなければ」と思わせるような存在(スケープゴート役)になることで、家族の崩壊を防いでいます。
当てはまるものがないか以下のチェックリストを見てみてください。
【スケープゴート役の特徴】
・怒りをコントロールするのが難しく、親、先輩、教師、上司、警察官など立場的に目上の人に対する反抗心や嫌悪感がある
・イライラして相手を攻撃してしまい、穏やかな人間関係を長く続けるのが困難である
・本当は悪いことをしていないのに、親や教師から悪者扱いをされたことがある
・他者から悪者扱いされたり、イジメや差別にあっても黙って耐える
・自ら悪者になるような態度を取ったり、あえて嫌われるようなことをしてしまう
・周囲から「怒りっぽい、言い方がきつい、攻撃的、文句が多い」と言われる
・過食、拒食、リストカットなどの自傷行為、またはカツアゲや暴力、万引きなどの軽犯罪を起こしたことがある
・自分が問題を起こすと、親や他者が自分を気に掛けてくれたと感じ、安心することがある
・病気やケガをして心配されると嬉しい
・ルールを守れず、集団の中にうまく溶け込めないと感じることがある
・「自分は嫌われ者で、誰にも理解されない」「どうせ嫌われる、価値のない人間だ」という思いで、自ら孤独になる道を選んでしまう
【スケープゴート役になる原因】
・親のストレスのはけ口となり、我慢を強いられてきた
・しばしば親のどちらかがDVをしていたり、アルコール依存症などの問題を抱えている
・自分自身が暴行、窃盗、カツアゲなど問題を起こす不良になることでしか親や教師の関心を引けなかった
・悪いことや自傷行為などをして、家族に叱られたり、心配ばかりかける厄介者だと思われる存在だった
・優秀な兄姉(ヒーロー役)と、厄介者の弟妹(スケープゴート役)の組み合わせが多い
【周囲からの評価】
怒りっぽい、メンヘラ、関わると面倒な人、いつもイライラしている、不平不満ばかり言う、問題児、被害者意識が強い、問題行動を起こす人、集団行動ができない、権威に楯突く、弱者に優しい…etc.
いわれのない差別や中傷にも耐え忍び、時に自ら嫌われ者になるような行動をしたり、自身のストレスの発散方法が分からずに自傷行為をしてしまいがちです。
その為、大人になっても周囲からは勘違いされやすく、腫れ物扱いされてしまうことが多いでしょう。
【心理分析】
「自分さえ我慢すれば良い」「自分が悪者になっていれば丸く収まる」という考え方が強く、自身の気持ちや立場を正しく人に伝えることを最初から諦めて、自ら孤独になる道を選んでしまいます。
自分には価値がない、人から好かれないという無力感が強く、自分を大切にできません。
そのため、ストレスや問題が起こった時に、自傷行為や自暴自棄な問題行動に出てしまうという特徴があります。
【恋愛傾向】
・いつかふられてしまうのではないか?という「見捨てられ不安」が強い
・恋人に対する独占欲や束縛が強い
・試し行動をしたり、相手を疑ったりしてしまう
・恋人の愛情を確かめたり、引き止めるために別れ、死、病気などを引き合いに出す
・DVなど暴力を振るうような相手でも耐え忍ぶ、高価なものを貢ぐなど、自分を大事にしてくれない相手に利用されるような恋愛をすることも多い
【克服方法】
どんな時に不安になってしまうのか、幼少期の体験や恋愛経験などから、自傷行為や問題行動を起こしてしまう心理的原因を探ります。
また同時に、生きづらさの原因となっている思考パターンを探り、自己肯定感を高めたり、メンタルを安定させる為の認知行動療法が必要です。
これには専門家やカウンセラーの助けが必要でしょう。
自分を縛ってしまっている思考パターンに気が付き、他の思考パターンを試すことで、怒りや不安に対する対処法を取り入れていきます。
次回はロストワン(いない子役)の解説をします。
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