補助金が不採択になってしまう理由とは?

記事
ビジネス・マーケティング

持続化補助金の申請書類は、慣れていない方だと作成するのは一苦労ですよね。仕事に割く時間も減ってしまうし、出来れば不備などなく一度の提出で済ませたいもの。
今回は、不採択になってしまう理由をいくつか紹介するので、これらの点に気を付けながら書類を作成してみてください。

様式や添付書類のミス

申請書作成サポートを行ってきて様々な申請書を見てきましたが、このミスがとても多いです。
●単純な記載漏れ、チェック漏れ
●申請書の様式が過去の様式になっている
●「商工会議所」管轄地域の事業所なのに、「商工会」管轄の様式で提出している
●添付すべき資料が添付されていない
などなどのミスがあります。商工会議所や商工会のチェックがされているのであればこれらの単純なミスは防げますが、第三者のチェックを経ない場合は特に気を付けてください。

申請した経費が補助対象外

基本的なことですが、自分が申請しようとしている経費が本当に補助対象になるのか、もう一度確認してみてください。その為に、必ず公募要領を読み込んでおきましょう。
パソコンなどの汎用性が高く、目的外使用になり得る機械装置等や、人件費はとくに間違いが多いです。
補助金公募によっては対象となるものとならないものがあり、間違いやすいです。小規模事業者持続化補助金ですと、パソコンは用途が幅広いので補助対象外となっています。
しかし人件費は、「補助事業遂行のために臨時的に雇入れたアルバイト」であれば補助対象になります。
通常業務を行うスタッフや、自社で開発を行う場合の常勤雇用のスタッフの給料などは補助対象外になります。公募要領をしっかり読み込み、理解を深めておきましょう。

記載されている資料の質や量が不十分

以前の記事「『持続化補助金』と『持続化給付金』の違いとは?」でも紹介しましたが、小規模事業者持続化補助金は申請したからと言って全ての事業者が採択されるわけではありません。採択される枠が決まっているため、より良い資料を作成しなければなりません。
小規模事業者持続化補助金の案内ページにも記載例はありますが、同じようなものを作るのではなく、他の事業者に負けないように、見やすく分かりやすい資料を作りましょう。
特に気を付けて欲しいポイントは、
●事業の内容を十分に伝えられているか
●事業の展望を示せているか
●数字に基づいた論理的な根拠を示せているか
●情報は煩雑になっていないか
というようなところです。自分が審査員になったつもりで、「この事業には補助金を出す価値があるのか?」と考えながら完成した申請書を読み返してみると良いかもしれません。
業者に頼んだことが分かってしまうような資料
小規模事業者持続化補助金の資料作成は、当事務をはじめ、多くの業者がサポートを行っています。
もちろん資料作成を外部にサポートしてもらうことは問題ないのですが、すべてを業者に丸投げするのは良くありません。小規模事業者持続化補助金の事業計画書には、小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか、という点も求められます。
他の事業者に使った資料をほぼそのまま使いまわしているような業者もあり、その場合審査員に見抜かれ、どんなに資料の質が良くても不採択になってしまう、というようなこともあります。
当事務所は丁寧にヒアリングし、各事業者の特色を出しながら資料を作成しています。依頼者に寄り添いつつ、より採択されやすい資料作成を心がけていますので、小規模事業者持続化補助金への申請をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す