こんにちは。
横浜関内駅からすぐ近くのコム―ナ行政書士事務所、(一応)所長の鈴木よしきと申します。
実は最近やっていることがあります。それは筋トレ、じゃなくて(やっていますが)契約書業務。
契約書の実務本まで読んでさっそく取りかかっているのですが、「ん? これ怖くない?」と思ったものがあります。ちょっと紹介したいなと思います。
代理店契約
代理店契約というものをAさんは他の店(Bとしましょうか)と結んでいました。AさんはBさんに対して、以下のように気前がよいことを言いました。
・お店の名前使ってもよいよ
・うちの技術を使ってもいいよ
・なんだったら開業支援のお手伝いもしてあげるよ
素晴らしいですね。
でも、この中にすっごく怖いものが潜んでいます。わかりますでしょうか(怪談話風)?
名前を君に貸してあげるよ
そうです、怖いのは「お店の名前使ってもよいよ」というものです。これを法律上、名板貸といいます。
商法や会社法で定められているのですが、根拠条文なんか見せてもめんどくさいだけですし、試験のこと思い出しそうで個人的に嫌なので小難しい条文なんかは出しません。
ただ、おぼえておいて欲しいのは、「名前を貸したら、その名前にまつわる責任を負うことになる」というちょっと危険なことについてです。
名前の責任ってどういうことや?
でも、名前の責任ってどういうことだろう。
仮にぼくが【法律系bar・コムーナ(A)】をやっているとします。
そして法律をぺらぺらしゃべってなぜか人気店になりました。
そして友人が店を開くって言うから、
「そんじゃ俺の店の名前使っていいよ。そうすればコムーナのこと知っている人が来るかもしれないからさ。これがマーケティングってやつですよ」
って言って、友人が【bar・コムーナ(B)】を開業しました。
この場合、お客さんからすると、AとBの区別がつかなくなりませんか。
「あれ、これコムーナって同じ名前のバーだし、なんか雰囲気も似てるし、きっと同じ人が経営者なんだ。二号店なんだな」
って思っても、おかしくないと思いませんか?
実はこれが名前の責任というものです。法律上では名板貸責任といいます。同じ名前で営業していると、当然取引先やお客さんは混同してしまいます。
友達?に「俺の店めっちゃ有名だからさ、そのお店の名前を使ってもいいよ」と承諾した人は、その友達?がお店の名前でやらかしたことについても、責任を負わないといけません。
だって、お客さんや取引先からしたら、そんな仲間同士の内輪の約束なんて知りませんし、興味もないんですから。
責任とは、簡単に言えば、借金、取引行為などで詐欺っぽいことをした場合に損害賠償を連帯したり、とか、本当に嫌なことになります。
というわけで、今回は本当に商売とは大変だな、というお話でした。
こういう場合にどうにかこうにかするのが契約書ということになります。または契約そのものを変えたりとか。
契約って本当に大切なので、少なくともリスクは管理できるようにならないと、いざというときに足元すくわれるかもしれません…
最後まで読んでくれた方は、ありがとうございました。