リーディングセラピー23 交差点の青

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※まずは深呼吸
リラックスして読み進めてください



ビルの隙間を埋めるように延びる交差点の群れ。
信号が変わるたびに、行き交う人々の輪郭が街の音に溶け込んでいく。
どこからか聞こえるリズムは、人の声とも、車のエンジンとも、どちらにも聞こえた。
いつの間にか、この街のざわめき自体が音楽だった。

今日もその交差点に立ち止まり、空を見上げると、青は見えるはずなのに、どこか灰色がかっているように思えた。
いや、それは空のせいではない。
胸の奥に、くすんだ色がこびりついている気がした。

ふと視線を落とすと、足元に何かが転がっている。
小さなコインだ。
見慣れた円い形だけれど、その表面には、知らない模様が刻まれている。
「これ、どこのコインだ?」拾い上げると、ひんやりとした感触が指先に染み込んだ。

気の向くままにコインを持ちながら歩き出すと、不思議なことに、足元の道が変わり始めた。
いつも通りの舗装されたアスファルトが、次第にざらついた石畳に変わっていく。
「あれ、こんな場所あったか?」そう思ったが、どこか懐かしい感覚がした。

角を曲がると、古びた自動販売機が立っている。
「古いな…まだ動くのかな?」機械の前に立つと、コインを入れるスリットが光った。
「試してみるか。」
さっき拾ったコインを差し込むと、静かに機械が動き始めた。
ディスプレイには見慣れない文字列。
「運命を選べます」なんて、どこか芝居じみている。

ボタンは二つ。
「白」と「青」。
どちらを選ぶかは決まっていなかったが、なんとなく青を押した。
ゴトン、と何かが落ちる音。
取り出し口に手を入れると、そこには透明なガラス瓶がひとつ。
「なんだこれ?」瓶には液体が入っていて、ラベルには一言、「見るべきものを見つけるために」と書かれていた。

そのまま飲んでいいものなのか迷いながらも、ふとした勢いで蓋を開けた。
そして一口飲んだ瞬間、景色が一変した。

目の前には交差点が広がっている。
けれど、今度はそのすべてが鮮やかだった。
空は澄んだ青に戻り、足元にはどこか見覚えのある光景があった。
すれ違う人々の顔には、それぞれの物語が浮かび上がるようで、街のざわめきもリズムのように聞こえる。
自分の中のくすんだ色が、少しずつ消えていくのを感じた。

その瞬間、コインを拾った理由が分かったような気がした。
これは「運」なんて偶然ではない。
「選んだ結果」なのだと。

青信号が点滅し始める。
前に進むべきか、もう一度考えるべきか。
けれど、今度は迷いはなかった。
ただそのリズムに身を任せ、歩き出した。
今回は、「運が良くない」という感覚を、視点を変えることで「運が良いと」感じられるように催眠スクリプトを組み込みました。
嫌なことが続いて気持ちが落ち込んだ時や何かに迷ったときに読んでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございます。
この投稿が少しでもあなたの役に立ちますように。



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