親御さんが亡くなってから月日が流れ、相続の話し合いも進まないまま、気付けば何年も経ってしまった――そんなふうに、心のどこかで「手続きをしないといけない」と思いながらも先延ばしにしてしまった方も少なくありません。
本来なら家族でしっかりと話し合いたかったのに、意見がまとまらず、時にはぶつかってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、相続手続きの期限が過ぎてしまった場合に、どんなことが起きるのか、そしてここからできることについてお伝えしていきます。
【どうして相続が止まったままになってしまうのか】
大切な家族を亡くした喪失や日常の忙しさで、相続の話し合いがつい後回しになってしまうのはごく自然なことです。
思い出や感情が絡んで言い出せなかったり、誰も悪くないとわかっていても、行動に移せないまま時間だけが進んでしまったという声を、これまで何度も耳にしてきました。
その葛藤や後悔が、さらに心の重荷になってしまうこともあるでしょう。
【期限が過ぎてしまっても、やれることはある】
相続には確かにいくつかの「期限」が存在します。
たとえば、相続放棄や限定承認は亡くなったことを知った日から3か月以内、相続税の申告・納付は10か月以内です。
これらの期限を過ぎてしまうと、放棄ができず借金まで引き継いだり、税金の延滞や加算税が発生したりと、不利益が生じることがあります。
まずは落ち着いて、今どんな状況なのかを整理してみてください。
【このまま放置するとどうなる?】
相続の手続きを長く放置してしまうと、思わぬトラブルや新たな悩みを抱えることにもなりかねません。
たとえば、預貯金が使えないままになって生活に困ったり、不動産の名義が旧ままで売却や処分ができなくなる場合も。
家族や親族との関係が悪化し、争いが深刻になることもあります。
じっくり向き合うのが難しいからこそ、「今」から一つずつ現実を確認していくことが大切です。
【今からできること】
過ぎてしまったことへの罪悪感や後悔がある方もいると思います。
でも、いま悩んでいるその気持ちこそ、未来に向かう一歩の証です。
専門家へ相談し、ご自身の状況をありのままに話すことで、混乱していた気持ちや手続きも整理され、「自分にとって何が大事か」が見えてくることもあります。
【まとめ】
「ずっと放置してしまった今からでは、もう遅いのでは」と不安や後悔を抱えている方は、ぜひ当事務所までご相談ください。
あなたの気持ちや状況にじっくりと寄り添いながら、今できる最善の方法をご一緒に考えます。