父が亡くなり、遺言書が見つかったとき、そこに自分と母だけが記載されているのを見て、さまざまな思いが巡るかたもいるのではないでしょうか。
兄弟である次男がいりけれどもう何年も連絡を取っていない。
疎遠になった理由は人それぞれですが、今さら関わりたくない、できれば静かに手続きを進めたいという気持ちも正直なところだと思います。
けれども、遺言書に次男の名前がないことに、少しだけ後ろめたさや不安を感じてしまうことも。
そこで今回は、「遺言書を相続人全員に知らせる必要があるのか」についてご説明していきます。
【疎遠な相続人に知らせないまま進めたい気持ち】
長年音信不通の兄弟がいると、相続のタイミングで連絡を取ること自体が大きなストレスになります。
自分や母のために、できるだけ波風立てずに手続きを終えたいという思いも自然なことです。
特に、遺言書に名前が記載されていない場合、「知らせなくても大丈夫なのでは」と考えてしまうのも無理はありません。
しかし、どこかで「本当にそれでいいのだろうか」「後から問題にならないだろうか」と、漠然とした不安が残るのも事実です。
【法律的にはどうなる?遺言書と通知義務】
遺言書に名前がなくても、法律上の相続人には一定の権利が認められています。
例えば、遺留分という最低限の取り分があるため、完全に無視することは難しい場合があります。
また、遺言執行者が指定されている場合は、相続人全員に遺言の内容を知らせる義務が生じます。
知らせずに手続きを進めてしまうと、後から「自分だけ知らされていなかった」としてトラブルになることも考えられます。
「知らせないまま進めることにはリスクがある」ということを心に留めておくといいでしょう。
【トラブルを防ぐために大切なこと】
相続は、家族の気持ちや過去の関係性が複雑に絡み合うものです。
特に疎遠な兄弟がいる場合、どう連絡を取るか、どこまで知らせるべきか悩むことも多いでしょう。
無理に自分だけで抱え込まず、第三者である専門家に相談することで、冷静に状況を整理し、対応策を見つけることもできます。
家族の気持ちを大切にしながら、後々のトラブルを防ぐためにも、専門家のサポートを活用することはとても有効です。
【まとめ】
遺言書に自分と母だけが記載されていても、疎遠な兄弟の存在が気になるのは当然のことです。
「知らせなくてもいいのか」「どう進めればいいのか」と迷ったときは、一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください。
当事務所では、ご家族それぞれの事情やお気持ちに寄り添いながら、安心して手続きを進めていただけるようサポートしています。
まずはお気軽にご相談ください。