前々回に、埼玉は東京に近いために古いダムが残っており、そのレトロで魅力的な建造物を紹介しましたが。
埼玉県と江戸との深いかかわりで、現在の川口市があります。
川口市といえば昨今は悪いニュースばかりで有名ですが。
しかし川口市安行といえば、植物が好きな人には植木で有名な場所。
植木栽培の歴史は約400年にも及びます。
安行の地名は、「新編武蔵風土記稿」によると、かつて中田安斎入道安行の領地であったことから名づけられた、とされています。
(安行吉岡にある金剛寺という曹洞宗の寺も、明応5年(1496)に中田安斉入道安行が開基したと伝えられ、寺名も安行が金剛経を信奉していたことに由来している。 )
そしてこの安行の地の植木栽培の起こりは、承応年間の頃、吉田権之丞によって始まったされ、彼は「安行植木」の祖とされています。
安行が植木の里となったのは、吉田権之丞(1635~1703)は明暦の大火(1657年(明暦3年))の際に、江戸に植木を売り込んだのがきっかけとされ。
江戸に近い安行は、そこから現在に至るまで植木の里となりました。
川口緑化センターHPより
江戸は盆栽や植木が盛んな街だった事で有名ですが、それもこれも安行がなければ成り立たなかったわけです。
草花植木づくし 歌川芳藤(文政11年〈1828年〉 - 明治20年〈1887年〉)
ちなみに現在は盆栽といえば大宮の盆栽町が有名ですが。
盆栽町は関東大震災で焼け出された谷根千の植木屋が移り住んだ場所なので、歴史としてはかなり新しくなります。(とはいえ100年経っていますが。)
さて、ひとえに「安行」と言っても安行と名の付く地域は。
安行
安行領家
安行藤八
安行出羽
安行吉蔵
安行原
安行北谷
安行慈林
安行吉岡
国道122号線を越えた西側に。
安行領根岸
安行領在家
があり、幕府領だっただけありかなり広い地域に及びます。
東側の安行地区にあるスポットといえば。
全国的に知られる埼玉県 花と緑の振興センター。
小林もみじ園がありますが。
小林もみじ園の向かいにある、興禅院というお寺もとても美しいお寺ですし。
安行原にある満福寺というお寺も有名だそうです。
そのほかボランティアが森を管理しているという。
赤堀用水斜面林保全緑地の横を走る道路にも。
実に安行地区らしい看板も。
そして地元の人から愛されている、豊かな森もあります。
満福寺の隣にある安行原自然の森。
川口緑化センター 樹里安 道の駅「川口・あんぎょう)も安行らしく植木が豊富に売られていますが。
すぐ閉まってしまうらしいです。
そして西側の安行地区の特に有名なスポットといったら、埼玉の子供ならば行ったことがあるだろう。
川口市立グリーンセンターです。
私も遠足で行ったことがあるので、懐かしい場所です。
「1967年11月1日「グリーンセンター川口市立花木植物園」として開園。
1979年に現名称に変更。「都市農業の振興」「緑地の保全」「市民のレクリエーションの場の提供」を設置目的としている。
約15ヘクタールの園内においては、大芝生広場・つつじ山・花壇・ロックガーデン・菖蒲園などの施設に様々なバラエティーに富んだ植物が展示されており、川口市安行地区で栽培された植木の展示や販売も行われている。」
Wikipediaより
57年の歴史を持つ植物公園のため、懐かしい建物や施設が残ります。
70年代の名残のような、鉄筋コンクリートでどんな形にもできる。という自由感の中にも武骨な感じの建物と売店。
建物オタクにはたまらんです🥰
このカタカナで「スマイル」というのもたまらんですね。
80年代以降になってしまうと英語になりますので。
そして川口市立グリーンセンターといえば、西から東を巡る長いミニSLです。
トンネルで道路を越えられます。
トンネルのほか踏切や鉄橋や駅もあり、かなり本格的なミニSLは、私が子供の頃から大人気でした。
学校で行った遠足だったので、ミニSL乗れなかったんですよね😢
そんなところからも、学校で行った場所にはもう一度個人で行くべきだと思います。
グラバー邸と教会?
長崎再現していたんですね。
蒸気機関が日本に初めて入ってからミニSLを走らせたのは、今の佐賀県と長崎県の肥前の鍋島藩なので、そこから長崎を再現したのだと思います。
ついでにこういう遊具、このクレクレタコラみたいな、そしてついでに時計もつけちゃう70年代的フォルム。たまらんです🤤
ちなみに安行地区より南に行った、東京都と川口市の境には。
江戸と江戸袋。
という地名があります。
昔江戸袋村という村があったらしいですが。
江戸って・・・。
昔から埼玉県民気質って変わらんのね・・・(棒)
このシリーズは「#埼玉県民は埼玉の良い部分を知らなすぎるので、都民がその魅力を語る」でまとめています。