シリーズ:埼玉県民は埼玉の良い部分を知らなすぎるので、都民がその魅力を語る。その25

記事
コラム
小江戸川越も、埼玉の宿命には抗えない。

前回、川口市の安行を紹介した最後に、埼玉なのに江戸と江戸袋と言う地名を紹介しましたが。
江戸袋の袋とは。
ご存知の方もいると思いますが、袋と言うのは水辺の湾曲した部分を意味します。
分かりやすいところでは「巾着田」でおなじみの「穿入蛇行」ですね。
巾着田.PNG
巾着田-2.PNG
巾着田-3.PNG
巾着田-4.PNG
ちょうど川が蛇行したところが、巾着袋のような形になっています。
穿入蛇行は埼玉県日高市のものが有名ですが、そうしたところは実は珍しくもないんです。
有名な巾着田.PNG

さて、江戸と言ったら昔から小江戸で有名な川越がありますが。
川越市にも水にまつわる地名は多くあり、埼玉県の運命には逆らう事が出来ません。
入間川沿いには。
大袋
大袋新田

荒川沿いには。
上老袋
中老袋
下老袋
と言う、袋が3つも揃った地名が存在します。

上老袋
中老袋
下老袋
川越老袋.jpg
は地形の形に川の蛇行の跡が残っていますが、
大袋(オレンジ色)
大袋新田(水色)
という場所は飛び地だらけで、元々どんな場所であったのか見当が付きませんが。
川越大袋.jpg
もしかしたら水色の部分は池だった場所なのかもしれません。
そうなるとオレンジの地形がどんな場所だったのか見えてきます。
確かに川の蛇行の跡が残っています。
川越新河岸川.jpg
川越市といえば江戸への物流に使われた新河岸川ですが。
新河岸川は川越の中心部を回り、大袋にある現在は観光地にもなっている卸売市場の近くまで流れています。
川越の大袋-4.PNG
川越の街自体が、大きな川の蛇行の中にあるんですね。
川越の大袋-5.PNG
しかも川越は新河岸川だけでなく入間川の蛇行した中の街があるのです。
川は何かないとここまで大きく蛇行はしませんので、分かりやすい高台の縁を沿って流れ。
その高台は入間川の蛇行の中にも存在するという事でしょう。
Screenshot_20250516-020127.png
Googleearthでみると、少し高い。という程度ですが・・・。
そんなわけで、それぞれの川越の袋の近くにある観光地を紹介します。

まずGoogleearthにも紹介されている伊佐沼(いさぬま)です。
川越のいさぬま-1.PNG
伊佐沼(いさぬま)は、埼玉県川越市の東部に位置し、南北が約1300mおよび東西が約300mほどの沼。
川越のいさぬま.PNG
なんとこの池はWikipediaの情報では自然沼であり、埼玉県内では一番大きな沼だそうです。
関東地方でも印旛沼に次ぐ広さだそうで。
川越のいさぬま-12.PNG
このストリートビューの写真のように。
実際この水門周辺は、なんとなく江戸時代っぽいような、古い時代を思い起こさせますので、昔からあった風景であることがわかります。
川越のいさぬま-3.PNG
伊佐沼の左の岸に見える森は伊佐沼公園という公園。
川越のいさぬま-4.PNG
川越のいさぬま-2.PNG
沼というよりも湖といってよい風景です。
考えてみれば埼玉県は調整池などの池は多いのに、自然湖は存在しないのですから、不思議ですよね。
川越のいさぬま-5.PNG
そして沼北側にある島のような場所は蓮池になっています。
川越のいさぬま-7.PNG
沼の中にある橋はこの蓮沼を巡れるようになっているんですね。
川越のいさぬま-6.PNG
川越のいさぬま-8.PNG
蓮沼はかなりの大きさになりますので。
川越のいさぬま-9.PNG
川越のいさぬま-10.PNG
蓮の時期になるとまさに圧巻です。
ストリートビューを見てもその周辺はとてもきれいな場所なのですが。
川越のいさぬま-11.PNG
このカフェはすでに閉店・・・。

それでは今度は川越卸売市場のある「大袋」に行ってみましょう。
川越の大袋.PNG
まずは川越卸売市場の横にある「川越市民の森」です。
ストリートビューのこの森は、まさに私が子供の頃遊んでいた森そっくりで、本当に懐かしく感じます。
川越の大袋-3.PNG
川越の大袋-9.PNG
やっぱり荒川越していますが埼玉県は埼玉県なんだな。
そして興味深いのはこの卸売市場から伸びる道は、昔の街道だった面影を色濃く残しています。
川越の大袋-7.PNG
卸売市場からの道の一つ目の分かれ道に馬頭観音がありますが。
馬頭観音があるということは、ここに積み荷を積んだ馬が行き来していた。という証拠なのです。
川越の大袋-2.PNG
しかし街道とは関係ない、競馬場の横にある廟も馬頭観音が安置されていますが、馬に関するものの場所の多くは馬に敬意を表し、馬頭観音が安置されているわけですね。

そしてその先には大袋白髭神社という神社があります。
川越の袋 大袋白髭神社.PNG
川越市のホームページによると。
屋根は木瓦葺で、正面に千鳥破風と軒唐破風(のきからはふ)を付けた入母屋造の珍しい形式を採用している。
とのこと。
ここが主要道だったという名残が残っていますね。

さらに先には「夜泣き地蔵」という、名称からしたらややぞっとする名称のお地蔵さんがありますが。
川越の大袋-6.PNG
夜泣きをするお地蔵さんというわけではなく。
こちらも川越市のホームページによると。
「『川越の伝説』(1981)に掲載されている「夜泣き地蔵さん」というお話によれば、子どもの夜泣きがおさまらずに困ったときには、夜泣きがおさまるよう願いをかけながら、お地蔵さんの体に左巻きで編んだ縄を左から巻き付け、夜泣きが無事におさまったら、今度は通常の右巻きで編んだ縄を右から巻き付け、お礼をいうとのこと。」
川越の大袋-8.PNG
ここには元々何かがあったのでは?
と、思いましたが。
ストリートビューの最も古い2012年の時点では田んぼですので、元々田んぼの中にあったお地蔵さんのようです。

さて、次回はまた川越で。
ストリートビューでネタのスポットを探していたら、こんな懐かしい感じのお団子屋さんの横に、線路の跡がありました。
川越西武安比奈線-1.PNG
ここは西武安比奈線(あひなせん)という鉄道の跡だそうです。
次回はこの線路跡を巡ってみたいと思います。

このシリーズは「#埼玉県民は埼玉の良い部分を知らなすぎるので、都民がその魅力を語る」でまとめています。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら