シリーズ:埼玉県民は埼玉の良い部分を知らなすぎるので、都民がその魅力を語る。その26

記事
コラム
「安比奈線は、埼玉県川越市の南大塚駅から安比奈駅を結んでいた西武鉄道の貨物線である。 1963年より50年以上の長期間にわたり休止となっていたが、2017年5月31日に正式に廃止となった。 当路線が延びていた入間川の対岸には安比奈新田という地名があるが、安比奈線の安比奈の読みは「あひな」である。」
 ウィキペディア
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休止半世紀…復活ならず廃線 西武・安比奈線の歴史
川砂利運ぶ貨物線 バブル期には車両基地構想も(日本経済新聞より)
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川越は入間川が囲んでいる関係から、コンクリートに使用するための砂利を採取する鉄道がふたつ存在しました。
50年以上休止状態だったのが、2017年に正式に廃止となったのが、この西武安比奈線で。
その影響から今でも線路や西武鉄道が持っている敷地が残っています。

埼玉県営鉄道

そして東武東上線 霞ヶ関駅から川越市的場の入間川河川敷を結び、川砂利を運んでいた埼玉県営鉄道。
こちらは1957年(昭和32年)に廃業し、今では面影はありませんが。
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霞ヶ関駅から入間川の河川敷までの住宅の区割りが不自然のため、おそらく赤線の道が線路跡だったのだと思います。
八王子に住んでいた頃、中島飛行機の秘密工場の線路跡の道の近くに住んでいたのと、昔は府中も軍事工場が多かったので、廃線跡がそのまま道になっているところが多いので、こういうのそそるんです😆

川越電気鉄道

そして1902年(明治35年)に川越馬車鉄道として発足したが、実際は電車だったためすぐに改称した、川越久保町駅(ピンをとめたところ)と大宮駅をつないだ川越電気鉄道があります。
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赤線は跡があるので、おそらくそこにあったのでは?という予想。
川越久保町駅があったという三久保町17-4には、現在は東京電力の川越支社があります。
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そして古谷上4028-5の道の端に、ちらりと見えるレンガ造りのものは、川越電気鉄道の橋台跡。
かなり雑な扱いされていますが。第八十五国立銀行取締役の発起によって設立された私設の鉄道で、埼玉県内で初めての電化路線なので、もっと丁寧に扱ってほしいものですが。
その後、川越電気鉄道は現在の東京電力と合併。1922年(大正11年)には西武鉄道に譲渡され西武大宮線という名称になりますが。
その後の車庫火災や、国鉄川越線が高麗川駅まで延線したことで、休止を余儀なくされ。
1941年(昭和16年)に全線廃止。
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今では所々にその面影を残すのみとなっています。


西武安比奈線

さて、ここからは地図上で団子屋を見つけてストリートビューにしたら、線路跡があってびっくりの西武安比奈線になります。
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美味しそうな団子屋で、実際おいしいそうで、遠くからも来るらしく広い駐車場が取られているのですが。
「川越名物」となっていますが。
草加が煎餅の発祥の地のように、埼玉県の平野部の名物は十万石まんじゅうの行田市以外は。
基本何処も団子が名物です😅
埼玉県は小麦の生産が多い事でも知られていますが、実は煎餅を作るための陸稲の生産も多いのです。
そのため自然とお団子も増えてしまうわけです。

そんなわけで、西武安比奈線は西武新宿線南大塚駅から伸びていた。
というので、さっそく南大塚駅を見てみましょう。
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たしかに。線路が伸びていますね。
しかし、2011年のまだ休止状態の時から既に線路が外されています。
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そしてここから先は大きくカーブして、その先に国道16号線があるのですが。
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当然ですが主要道のこちらは現在はレールは埋められていますが。
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こちらも2011年の時点で完全に埋められています。
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これから先の道はレールの頭だけ見えている状態なのですが、既に再開させる気はない。
ということでしょうね😅
この先に上記のお団子屋さんがあるのですが、ここから先は入間川の河川敷までまっすぐに道が伸びていきます。
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その、何の変哲もない田んぼや畑の中をまっすぐ伸びた線路の中でも気になるのは、やっぱり川をまたいだところ。
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地図を見ると用水路や川をまたぐ場所があるので、そこをストリートビューで見てみると。
まず最初にまたぐ新河岸川の本流から分かれた小さな流れは、道から離れているので冬の風景でも見ることが出来ませんが。
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おそらく白い柵の部分がそうなのだと思います。
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そこから2本の水路をこの線路は渡るのですが。
もちろん小さな路線ですから、普段私たちが見ているような立派な鉄橋は存在しません。
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特に水路を渡るところは、民家すれすれを通っているんですね。
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今は橋は朽ちてしまいレールが宙ぶらりんになっていますが、2012年のストリートビューは片方の方はまだ休止時期にもかかわらず、すでに宙ぶらりんになっていますが。
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もう片方の方は一応木の橋がかかっています。
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ほぼ朽ちていますけどね。
しかし、この廃線はここからが見どころなのです。
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森の中に入り。
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ここで終わりでなく森を抜け。
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ここから河川敷に抜ける際に、森の中を走る線路にかかった白い橋の柵が、なんか高原鉄道みたいで可愛らしい。
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実はこの柵は後付けされたものだそうで。
観光鉄道化させようとしていた面影がみえますね。
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河川敷に出た線路はこんな感じに回り込んで、線路の両側に木が生い茂り緑のトンネルになっています。
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県道114号線の入間川の東側の河川敷の真ん中あたりに橋の上からも線路が見えます。
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南側に見える特徴的な赤い橋のようなものは、SKマテリアル㈱ 安比奈工場のベルトコンベアで、橋ではありません。
橋ではないので地図には書かれていないのです。
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河川敷にはモトクロス場がありますが。
モトクロス場の端を沿うように、線路は車庫になるはずだった場所に続いています。
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ここらへんはNHKの朝ドラ『つばさ』のオープニングのロケ地となり、西武鉄道もツアーを企画するほどの有名な観光地となりました。
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これは河川敷に入る前にある橋ですが。
Wikipediaより。2009年から2010年には入れたようですね。
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NHKの朝ドラのロケ地ですから盛り上がるのは当たり前ですね。
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そして西武安比奈線といったらこれ。
というシンボル的なものとなったレールの下に伸びる木の根っこですが。
廃線が決まった今はこの木は切られてしまった模様・・・。
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しかしストリートビューを見ながら思ったのですが。
西武安比奈線の白い橋から河川敷へ伸びる風景は、どこかアメリカのような不思議な風景です。
何がそうさせるのか分かりませんが、土の色がアメリカ的なのか?
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ベルトコンベアの南側に車庫ができる予定だったようです。

ついでにベルトコンベアを下から見たところ。
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埼玉に住んでいた頃から思っていましたが。
埼玉って妙に異国的な風景が紛れているんですよね・・・。

このシリーズは「#埼玉県民は埼玉の良い部分を知らなすぎるので、都民がその魅力を語る」でまとめています。
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