今回は市立公園の中でも荒川のそばにある、その地形を生かした公園の数々を紹介します。
埼玉県の荒川流域の特徴は、元海だった影響で内陸にもかかわらず、非常に低い。という特徴があります。
そのため荒川がほぼ天井川状態なのです。
実際、私が住んでいたところはたったの標高15mしかありませんでした。
そのため非常に湿度が高く虫がわきやすい。という特徴がありました。
中にはたったの1mしかないという地域さえあります。
現在私が住んでいる東京都府中市が平均42mなので、驚異的な標高の低さというのがわかると思います。
そのため埼玉県には農業用水のための水路のほかに、排水のための用水路も存在します。
そんなわけで、埼玉県の平野部には第一回目で紹介したような、川が残していった池や、元々そこに広がっていた湿地帯を生かした公園も多く存在します。
大宮花の丘農林公苑
埼玉県は江戸時代から園芸品種の生産が盛んだった川口の安行や。
関東大震災後、谷根千の植木屋が移住して作り上げた盆栽町がある影響か、植物に関わる公園も多くみられます。
ここはすぐ横に上尾道路の通る、さいたま市と上尾市にまたがる大きな公園。
その広い敷地内を存分に利用したお花畑と林。
跳ね橋と石橋と池に映る空が特徴的なこの公園は。
なんと1974年(昭和49年)から1981年(昭和56年)まで大宮市の一般産業廃棄物最終処分場として使用された場所。
ここらへんは一帯が湿地帯のため、荒川の近くはゴミ捨て場として使用されることが多かったのです。
東日本大震災の福島第一原発事故で、埼玉県の平野部荒川沿いがホットスポットになったのは、実はこの影響で、産廃処理場になっていたせいで、実は一概に原発事故のせいとは言えないのです。
私がいた当時から既に産廃処理場になっていた場所は、緑地化や公園へと整備されていましたが、まだまだゴミが積まれていた湿地帯の場所は多く、汚染が問題視されていました。
桶川市 城山公園
「鎌倉時代の三ツ木城の跡に造られている。
公園の西側に三ツ木城跡がある。城の居住者は源頼朝に仕えた足立遠元である説や岩槻城の太田氏に仕えた石井丹後守である説があるがはっきりと分かっていない。周辺の地名である「城山」はこの城に由来する。(Wikipediaより)
これまた「歴史と絶景過ぎる市立、町立公園」の第一回で紹介した難波田城公園同様、あまり知られていない城址公園の一つ。
池の向こうにこんもりとしたところがあるが、そこがかつて城があった場所の模様。
しかし城があったのは確かだが、誰の城なのかわかっていないというところがまた、なんとも埼玉らしさをかもしている公園ではありますね。
この美しい公園がいつできたのか。言及しているものは見つけられなかったのですが、埼玉県の中では伝説のみで史跡にしているところもあるので。
ここはしっかりと歴史を守っている場所になりますね。
中でも春の大池の風景がとても美しいです。
なんとこの公園には展望台も用意されています。
大池と城山を一望できるようになっているんですね。
風景を邪魔しない色合い。
大池の周囲には花木が植えられ、春になると色鮮やかですね。
ついでに近くには圏央道のインターチェンジがあるので、こんな掲示板があります。でもってこの17号は上尾道路の事で中山道ではないです。
埼玉といえば麦と里芋。
埼玉県の農産物は、ねぎ、ほうれんそう、さといも、ゆり、パンジーが全国1位。ブロッコリー、かぶ、小松菜が第2位なのですが。実は小麦も多く生産されていて。
私が通っていた小学校の周囲は、麦畑と里芋畑が広がっていました。
そんなわけでこの里芋畑を見ると、埼玉だなあ・・・。と、言う気持ちがこみ上げるわけです。
ついでに、城山公園のすぐ近くに「元祖日本一硬いうどん」のうどん屋があります。
私が住んでいた時は、一緒に散歩していた父がたまたま見つけたうどん屋でしたが。当時からメディアに紹介されるなどして有名で、今ではこんなに大きな店舗に・・・。
上尾市 丸山公園バーベキュー場
さて、湿地帯だったので産廃処理場になりやすかった、埼玉県の平野部の荒川近辺。
上尾市の湿地帯は、埼玉県の中でも特に不法投棄で汚かったので有名で。
今ではバーベキュー場になっている、当時から市営の中では大きく、小動物園やアスレチック場など様々なものがあるため、観光地になっていた丸山公園の横にある湿地帯は。
今でも何となく荒れていますが、当時はこんなものではなかったです。
ラクウショウの向こうに生えている木は、カワヤナギという川の中に生える木なので、この場所がどんだけ低いのかを現わしているようですが。
現在は不法投棄されないように頑張っているようなので評価します。
とはいえ、頑張っているのに湿地帯なので菜の花も育たないのか・・・。
公園の入り口に水生植物園があるので、これからそれと関連付けられたら良いですね。
ストリートビューを見ると木道が新たに作られている場所もあるので、これから公園を広げてそうなるのかな?
そしてやっぱりここも心象風景的な情景が・・・。
埼玉県ってやっぱりこういう風景になるんだなあ。
平地と湿地帯で、ラクウショウかメタセコイヤのような、大きくなる木を植えている公園が多いんですね。
埼玉県の平野部は川の面積が4%もあることを生かして、水郷の県をもっとアピールするべきだと思いますね。
水のある場所が多く、そのままで水郷という場所はなかなかないと思うので。
そんなわけで、今回は市立公園だけで、かつあまり歴史要素がありませんでしたが。
次回はしっかり歴史要素があるので「歴史と絶景過ぎる市立、町立公園」を紹介していきたいと思います。
このシリーズは「#埼玉県民は埼玉の良い部分を知らなすぎるので、都民がその魅力を語る。」でまとめています。