1の方で「埼玉県民は埼玉の魅力に気づいていない」と、力説したが。
しかしながら、埼玉県民が「埼玉には観光地と呼べる場所がない」と、ぼやくのはやや致し方ないような気もする。
今回は「渓谷」の話。とはいえ長瀞のようなメジャーな場所の話ではない。
けい‐こく【渓谷・谿谷】. 〘 名詞 〙 山にはさまれた川のある所。谷。谷間。
とあるように、渓谷とは要は谷に流れる川のことなのだが、一般的に景勝となっている谷川のことを言う。
さて、では何故そのような事が起きるかというと。
東京の山や丘陵地は中央線や青梅線を見るとよくわかるが、急激に隆起していて見かけよりも険しい。
都心から近い場所にある秋川渓谷でさえ、槻川(つきかわ)の嵐山渓谷に近い丘陵地帯の間にある渓谷の入り口でさえ、既に険しさがある。
東京都 秋川渓谷
都心部も建物で気づかない人が多いが等々力(とどろき)渓谷があるように、実は丘陵地のため、その標高差が美しい景色を生むのだ。
事実、石神井(しゃくじい)川など完全な谷川であり、江戸時代からの景勝地であり今でも音無渓谷と呼ばれた時代の面影を残す。
東京都 石神井川
しかも東京は湧水が多いので、実は川も池も水が綺麗。
しかし、槻川の作る嵐山町から小川町に続く嵐山渓谷は、迫力こそないが整備される前の東京の野川や仙川の流れを思わせ。懐かしさを感じ。
ときがわ町の都幾川(ときがわ)の作る渓谷は、丘と丘の間を流れるために山の中を流れる川を思わせる。
他の渓谷には劣るが、身近に迎えてくれる親しみやすいが、自然そのままのワイルドさを残す川といったところだろう。
しかし、1でも述べたように。埼玉の川は自然の流れそのままのところが多いため、身近な川でも野趣あふれるものであり、少し山奥に行った気分になりたい時にはぴったりなのである。
そこに丘陵地でありながら面積が広いため、山深い雰囲気の特徴が現れる。
そうした場所はやはりなかなかない。
そして、これぞ埼玉ともいえる大河の名を冠する川が、なんとも趣がある。
これは元荒川。※見沼代用水でした。
桜並木と田んぼの風景が、自然公園のような雰囲気が可愛らしい。
埼玉の基本的な風景は、水との関わり合いだが。
埼玉には「元荒川」のほかに、本当に荒川が残した古い川の跡の「旧荒川」という川もあるが。
埼玉には「元荒川」と「古(ふる)利根川」という大河のミニチュア版のような名前の川が存在する。
どちらも荒川と一緒に東京湾に流れ出る中川に合流する川なのだが。
古利根川と中川の合流地点 埼玉県北葛飾郡松伏町
元荒川と中川の合流地点 埼玉県越谷市
そこには壮大なドラマが存在した。
かれこれ長い間ぶりにストリートビューではあるが、埼玉県を巡っているが。実際のところ何泊かして巡ってみたくなっている。
いやマジで埼玉県民なんで自分たちの県ディスってるの?
ものすごく嫌な思い出だけがあって、正直これまで氷川神社と盆栽美術館と入間基地以外、埼玉県には全く見向きもしなかったけれど。
某地域紹介番組パロディーYouTuberがきっかけで、イメージが全く書き換わる企画をやって本当に良かった😄
次回はその大河の名前を冠するミニチュア版の川のお話です。
このシリーズは「#埼玉県民は埼玉の良い部分を知らなすぎるので、都民がその魅力を語る。」でまとめています。