ココナラで電話相談サービスを出品している、たっくんです。
私は大阪府在住の鉄道・地理マニアで、普段から鉄道路線に乗って、様々な駅や街を訪れています。
この記事では、谷町九丁目駅を紹介します。
谷町九丁目駅に乗り入れる鉄道路線は以下の通りです。
・Osaka Metro谷町線
・Osaka Metro千日前線
※写真や文章は準備でき次第、更新します!
【谷町九丁目駅の概要】谷町線と千日前線の乗り換え駅!通称「谷九」神社やお寺が多いまち。
谷町九丁目駅は大阪府大阪市天王寺区に位置する駅です。
以下の鉄道路線が乗り入れます。
・Osaka Metro谷町線
・Osaka Metro千日前線
地下鉄2路線の乗り換え駅となっており、谷町九丁目からなんば・東梅田・天王寺へ乗り換えなしで移動できます!
谷町9交差点は谷町筋(南北方向)と千日前通(東西方向)が交差。
谷町筋の谷町9交差点付近はアンダーパスが設置されており、谷町筋(南北方向)は信号待ちをせずに谷町9交差点を通過することが可能です。
谷町九丁目駅周辺は生國魂神社・高津宮など、神社やお寺が多いことが特徴です。
【駅構内】出入口は8つ。大阪上本町駅(近鉄)と地下通路で直結!
谷町九丁目駅は8つの出入り口が設置されています。高津宮へは1号出口、生國魂神社は3号出口が便利。
谷町9交差点から東へ、千日前通沿いにも出入口が多いです。
近鉄大阪上本町駅に地下通路で直結しています。
谷町9交差点の東側あたりにある中改札。谷町線の天王寺・八尾南方面ホームに直結。
谷町九丁目駅はリニューアル工事を行っていないので、サインが古いまま残っているのが良いですな。
※ホームの写真はあとで撮影する
【谷町九丁目の歴史】神社・お寺が多い地域。1970年代以降は地下鉄2路線が乗り入れる交通の要衝へ!
↑現在の谷町九丁目駅周辺の標準地図(出典:国土地理院ウェブサイト)
谷町九丁目駅周辺に寺院を表す「卍」の記号が多く、寺町が形成されている。谷町九丁目駅から東に約300mの場所に大阪上本町・上本町六丁目交差点があり「上六」と呼ばれている。
谷町九丁目駅は標高約20mの「上町台地」とよばれる台地の西側斜面に位置しています。「谷町」という地名は西へ落ち込む谷の地形になっていることが由来です。
「谷町」という住所は谷町筋沿いに約2.5㎞の細長い範囲で、大阪城に近い方から1丁目、2丁目の順に、9丁目まであります。
↑1940年代の谷町九丁目駅周辺の航空写真(出典:国土地理院ウェブサイト)
この頃の谷町筋は幅が狭い道路だった。上本町六丁目を南北に通る上町筋には市電が通っており、この辺りの南北方向の移動は上町筋が主要だった。
1580年代以降、豊臣秀吉は上町台地の北端の石山本願寺跡地に大坂城を築城を開始。大坂城付近にあった生國魂神社・高津宮は現在の谷町九丁目駅付近に移転しました。また大坂城の防衛強化のために、大坂城から向かって南側の地域に寺院を集中配置することになり、現在の谷町九丁目駅周辺には「谷町筋八丁目寺町」「生玉筋中寺町」「生玉寺町」「下寺町」などの寺町が形成され、現在の谷町九丁目駅周辺は神社やお寺が多い地域となりました。
現在の千日前通(東西方向)には1914年(大正3年)に大阪市電九条高津線が開業し、この地には谷町九丁目停留場を設置されました。一方で谷町筋(南北方向)は長らく幅の狭い道で、現在ほど主要道路ではありませんでした。現在の谷町九丁目駅から東に約300m、大阪上本町駅近くの上本町六丁目(上六/うえろく)は大阪市電の九条高津線(西)・上本町下味原町線(東)・上本町線(南北)の東西方向の路線が接続する場所だったため、1960年代までは谷町九丁目よりも上本町六丁目の方が交通の要衝となっていたようです。
↑1960年代の谷町九丁目駅周辺の航空写真(出典:国土地理院ウェブサイト)
谷町筋の拡幅が進んでいる。
↑1980年代の谷町九丁目駅周辺の航空写真(出典:国土地理院ウェブサイト)
谷町筋の拡幅が完了。
1968年に谷町線、1969年に千日前線が開業すると、谷町九丁目駅は地下鉄2路線の乗り換え駅となります。谷町九丁目は東西南北の各方面へ地下鉄で移動できる交通の要衝となり、「谷九(たにきゅう)」の愛称で親しまれるようになりました。また谷町筋は1970年代までの全線拡幅が完了しました。
↑2017年の谷町九丁目駅周辺の航空写真(出典:国土地理院ウェブサイト)
【駅周辺】谷町筋と千日前通が交差する谷町9交差点。谷町筋には谷九アンダーパスがある
谷町筋(南北方向)と千日前通(東西方向)が交差する、谷町9交差点。南向きに。
北向きに。マンションやオフィスビルなどが多く建っています。
西向きに。谷町は上町台地の西側斜面に位置しています。千日前通を西へ、日本橋・難波方面に進む場合は下り坂となります。
東方面へ。千日前通を東へ、上本町・鶴橋方面へ進む場合は上り坂となります。
【1号出口直結】新谷九ビル地下1階。サインが古いまま残っていて、良い。
谷町九丁目駅1号出口に直結している新谷九ビル地下1階には、昔ながらのサインが残っています。
フォントが味わい深くて良い。
新谷九ビル地下1階には飲食店が数店舗入居。
【駅周辺/西】千日前通を西へ。日本橋・難波方面へ進む場合は下り坂
谷町9交差点から西側を見ていきます。写真は日本橋→谷町九丁目向きに撮影しているので、上り坂です。
坂道と建物の位置関係から、坂道となっていることがわかります。
何のべんきょうをするのかな?
谷町九丁目から日本橋に向かって撮影。下り坂ですね。この先に阪神高速15号堺線高津入口があります。
【天王寺七坂の1つ】真言坂
真言坂は上町台地の西側斜面に位置する「天王寺七坂」の1つです。この辺りに真言宗の寺院が6坊あったことが坂の名前の由来です。
真言坂を上ると生國魂神社です。
【大阪最古級の神社/いくたまさん】生國魂神社(難波大社)
谷町九丁目駅から南西に徒歩約4分の場所に位置する「生國魂(いくくにたま)神社」は「難波大社(なにわのおおやしろ)」「いくたまさん」とも呼ばれており、 生島大神・足島大神を祀る旧官幣大社です。
大阪でも特に古い神社といわれており、創建当初は大坂本願寺近く(現在の大坂城付近)にありましたが、1580年代に豊臣秀吉により大坂城を築城する際に現在地に移転しました。
生島大神・足島大神は、平安時代から鎌倉時代にかけて新天皇の即位儀礼として難波で行われた「八十島祭」で主神として祀られた重要な神々で、宮中祭祀とかかわりが深い神社です。
本殿は「生國魂造(いくたまづくり)」と呼ばれる桃山時代の独自の建築様式となっていることが特徴です。
【難波高津宮に都を移した仁徳天皇を祀る】高津宮
高津宮(こうづぐう)は谷町九丁目駅から北西に徒歩約5分の場所に位置する神社で、難波高津宮に都を移した仁徳天皇を主祭神として祀っています。
創建当初は上町台地の北部、現在の大坂城近くにあったそうですが、豊臣秀吉が大坂城を築城する際に現在地に移転しました。
高津宮は古典落語「高津の富」「高倉狐」などたびたび古典落語の舞台となっており、境内の「高津の富亭」では落語や文楽が行われることがあります。
【駅周辺/北】お寺が多く集まる「寺町」
※編集中
【駅周辺/南】♡生國魂神社周辺はホテルが多い♡
谷町9交差点から少し南、藤次寺付近。
谷町筋を南に進むと四天王寺前夕陽ヶ丘・天王寺駅方面。あべのハルカスが奥に見えます。
歩道橋から谷町9交差点向きに。谷町9交差点付近の谷町筋にはアンダーパスが設置されています。
谷町9交差点の南西、生國魂神社周辺は♡ホテル♡が多く集まるエリアです。
【駅周辺/東】千日前通を東へ。進学塾が多い。大阪上本町駅・上本町六丁目へ向かって上り坂
谷町9交差点から東へ。
谷町9から上本町6に向かう場合は上り坂となります。
天王寺区は私立中学校や高等学校が多いことも影響しているのか、教育熱心な家庭が多いとよく聞きます。
谷町九丁目駅・大阪上本町駅周辺は学習塾が多いなと感じました。
谷町9交差点から東へ約300m進むと上本町6交差点、通称「上六」です。大阪上本町駅・近鉄百貨店上本町店・上本町YUFURA・うえほんまちハイハイタウンなどがあり、買い物に便利な地域です。
【上六から生國魂神社にかけての商店街】生玉表門商店街
谷町9交差点から南東に徒歩約5分、生國魂神社から生玉表門筋を東に進むと、生玉表門商店街が見えてきます。
上本町六丁目から生國魂神社にかけて東西方向に形成されている商店街です。