日常のこと ⑥  ~想いは重い?~

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 皆さまこんにちは!

ココナラで電話相談サービスを出品している松本 かよです。


 梅雨は、うっとうしい季節ですが、今年は梅雨入りが遅れていたのでようやく「近畿・東海・関東甲信越の梅雨入り」が発表されて、ホッとしています。


現在は持病の関係もありますが、もともとアウトドアの趣味はなくてわたしの楽しみは専らインドアです。


梅雨も猛暑も大雪も…。
天候に左右されないので、インドア趣味🙌バンザイ!!



お料理やお菓子作りも大好きですが、何日も時間をかけて作りあげていく手芸も大好きです。


病気によって仕事を辞めてから、友人のすすめではじめた手芸。


ミシンに糸をかけることから始めました。


たしか、学生時代にもミシンはやりました。
裁縫も習いましたよ。
刺繍なんかもやったはずです、たぶん。


そのわたしが自らの意思で針を持つ日がくるなんて…。


その手芸の中でも一番ハマったのが
【 刺し子 】です。


刺し子とは
日本に古くからある伝統手芸で、衣類の補強や保温のために重ねた布を手で刺し縫いしたのが始まりと言われています。特に東北地方に伝わる刺し子が広く知られています。


その刺し子を通して娘に針の持ち方を教えたり、いくつもの刺し子の布巾を仕立てて嫁いでいく時に持たせてあげたそうです。


なんとも素敵な伝統文化。


一目、一目大切に刺してきれいな模様に仕上げるためにはかなりの時間と根気のいる作業です。



わたしが刺し子に夢中になったのは、娘が中学三年生になった頃でした。


そのきっかけになったのが、童謡「赤とんぼ」

三番の歌詞
十五でねえやは嫁に行き~  とあったのです。


あ、うちのしーちゃんはもう14歳だ。

15歳でお嫁に行くなんて、昔はお母さんも娘さんも大変だったんだなあ。


しーちゃんがお嫁に行くなんて考えられないよ、家事全般まるでダメじゃん。

わたしの中学生時代とそっくりそのまま。

いつか本人のやる気が出たら、なんとかするんだろう。

そう割り切って、せっせとわたし一人で刺し子のふきんを作り始めました。



外に出なくてもネット販売で簡単にキットが手に入るので、すぐに刺し子ライフはスタートできました。(材料はホビーラホビーレさんで購入しています)


図書館にも「刺し子」「花ふきん」に関する書籍はいくつも置かれていて、眺めるだけでも楽しいものです。


昔は今よりも染料も良くなかったために、水で洗うたびに刺し糸の色がうっすらとにじみ出て周囲の布を淡く染めていったそうです。


白い布が少しずつ染まっていくようすに「早く嫁ぎ先の色に染まりますように」と。


嫁ぐ娘の幸せを願う縁起物としての【花嫁さんに持たせる花ふきん】にも深い感動もおぼえました。


「今度は何を作っているの?」と覗き込んできたしーちゃんにもその素敵な花ふきんのお話を教えてあげました。


あれから数年…。
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楽しくて、楽しくて増え続けた刺し子のふきん。


「お母さん (^^; お嫁にいけなかったら申し訳ないからさ…。」と苦笑いのしーちゃん。


あらぁ、母の想い重すぎた? ごめん ごめん。


それをきっかけに、お友だちや姉のさえちゃんに好きな柄を選んでもらってプレゼントをするようになりました。



そして、つい最近
あの「赤とんぼ」の歌詞の解釈が間違っていたことを知りました。


ねえやが十五歳でお嫁にいった。
そう思っていたのですが、それは勘違いだったのです!


正しくは
自分を世話してくれた子守娘のねえやは、自分が十五になるころには嫁にいった。

と、そういうことらしいのです。


それまでわたしは、十五で嫁ぐなんて苦労しただろうと不憫にも思っていたのです。


奉公にきて世話した赤ん坊が十五になってからお嫁に行ったのか…。


ねえやさんにも初恋や青春時代があったのかもなぁ。


ならば、良かったなぁ。


ちょっぴり気持ちが軽くなりました。




ですが、わたしの勘違いったら(笑)
何十年も勘違いをしていたんですね。


ほかにも恥ずかしいエピソードはたくさんあります。

こんなわたしで良かったら、お話しませんか?

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