「今の自分」と「過去の自分」を比べる

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定期考査からの、採点業務


定期考査が終わると、採点業務です。

さて、この採点業務ですが、学校の規模によって全く負担感が違う、というのが私の感想です。

勤務した一校目は、地方の高校で1学年3クラス(35名×3=105名)しかありませんでした。

ですので、英語の科目が2科目だったとして、答案は最大でも105名×2=210枚です。

それを3名で担当していたので、1人当たり70枚強を丸つけするということになります。

一方、次に勤務した学校は1学年8クラス(40名×8=320名)という大規模校でした。

320名×2=640枚の解答用紙。

それを3〜4名の教員で分担して丸つけをします。

担当するのは、採点基準がぶれないように、自分が作問した問題を丸つけします。

特に、英語の記述問題だとどこまで部分点をあげるかなどは、細かく設定しておく必要があります。

進学校だと、「なぜこれが△なのか?」と質問にくる、1点をシビアに求める生徒もいます。(良いことですね。)

テスト返却


さて、そんな採点を終えて、生徒へのテスト返却です。

返却された生徒の反応は毎回、文字通り、悲喜交々です。

生徒へは、クラスの平均点、学年の平均点、クラス平均が学年で何番だったかを伝えます。

これは、全体の中の自分の位置を知る指標を持って欲しいからです。

後は、クラスみんなで取り組む、という姿勢を持ってほしいという思いもあります。

ただ、生徒に強調しているのは他人と比べるのでなく、「過去の自分」と比べてどうだったか、を考えることです。

毎日の学習、考査に向けての取り組み、わからなかった部分が理解できたか、本番の時間配分はどうだったか、という観点で自分自身を振り返ることはとても大切です。

私がそんな風に生徒に話すようになったのには、ある理由があります。

それは、自分自身が他人と比べて優越感を感じたり、劣等感を感じたり、という、「周りに振り回されて自分がない」人間だったからです。

例えば、学生時代の自分は、「他の人よりも点数が良い」ということにすごく執着していたと思います。

点数を取るということで、周りからの評価を得たかったし、それが自分が認められる場所だと感じていました。

テストの点数については人それぞれ考え方があると思いますが、「点数=周りからの評価=自分が認められる場所」という構図は、私自身、つい最近まであったし、今でも抜けきれていない部分があると思います。

そんな風になったのはこれまた、根深いものがありそうです…。

教師の役割


さて、私の経験から思うのは、自分の勤務している学校の生徒たちは、理解力が高いということです。

ですので、生徒には「正しい方法で取り組めば成績は伸びるよ。」と伝えています。

では、私が授業をする以外の役割は何でしょうか?

それは、生徒のモチベーションを維持したり、盛り上げることです。

教師の役割は、生徒に共感しつつも、疲れた時はエンジンの調子を一緒に整えることでもあると私は思います。

少なくとも、「教え導く」という感じではありません。

学年毎にモチベーションが落ちやすい時期があったり、クラスの雰囲気が勉強に向いていない感じの時があります。

そんな時は、生徒の望んでいること、思っていることを整理し、それを行動に繋げられる様に持っていきます。

常にやる気を持ち続けるということはあり得ませんし、不安や悩みで集中できない時があるのは自然なことです。

生徒によっては時間がかかる子もいますが、待つことも大切ですよね。


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