原価率を下げずに利益を出す「松竹梅」のメニュー表マジック

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ビジネス・マーケティング

「材料費が上がって利益が出ない……」 

「安い食材に変えて、原価率を下げるべきだろうか……」

飲食店経営者の方なら、誰もが一度は頭を抱える悩みではないでしょうか。 しかし、利益を出すために「食材の質を落とす(原価率を下げる)」のは、小さなお店にとっては自殺行為です 。味が落ちれば、お客様は敏感に気づき、静かに離れていってしまうからです 。

では、どうすればいいのか? 答えは、原価率は下げずに、メニューの見せ方(価格設定)を変えることです。

今回は、日本人が無意識に選んでしまう心理**「松竹梅の法則」**を使った、利益を最大化するメニュー表のマジックをお伝えします。

1. 原価率30%の呪縛を解く

まず、「すべての商品の原価率を30%(あるいは25%)に統一しなければならない」という思い込みを捨ててください 。 これをやってしまうと、安い商品は利益が薄くなり、高い商品は値段が跳ね上がって「高すぎる」と敬遠され、誰も幸せになりません 。

大切なのは、お店全体の平均で目標の原価率に収めること 。 つまり、「原価率が高くても看板になる商品」と「原価率が低くて利益が出る商品」を意図的に組み合わせるのです 。

2. 人は「真ん中」を選びたがる:松竹梅の法則

メニューにグレードがある時、人は心理的に**「真ん中(竹)」**を選びやすい傾向があります。これを「極端性の回避(松竹梅の法則)」と呼びます。

これを利用して、メニューを3段階に設計します。

【松】プレミアム(高価格・高付加価値)

役割: お店の「格」を上げ、「竹」を安く感じさせるためのアンカー(いかり)。

戦略: 原価率は高くてもOK。これが売れればラッキー、売れなくても「竹」への誘導役として機能します。

【竹】スタンダード(中価格・主力商品)

役割: 一番売りたい利益商品。

戦略: お客様が「これが一番コスパがいい」と感じる満足度と、お店がしっかり利益を出せるバランスを狙います。

【梅】ライト(低価格・お試し)

役割: 注文のハードルを下げる。

戦略: 量を減らす、あるいは手間のかからないもの。

3. 「松」を高く見せないための視覚マジック

この作戦を成功させる鍵は、**「いかに【松】を『高いけど食べてみたい』と思わせ、【竹】を『お得だ』と感じさせるか」にかかっています。 ここで、私の専門である「動画と写真」**の出番です。

マジック①:「松」は動画で物語を売る
一番高いメニュー(松)は、文字だけでは「高い」と思われて終わりです。 メニュー表にQRコードを添え、**「完成までのストーリー動画」**を見せましょう。

厳選された高級食材が届くシーン

シェフが繊細な手つきで盛り付けるシーン

完成した料理の圧倒的なシズル感

これを見せることで、価格は「コスト」ではなく「体験への投資」に変わります。「今日は特別な日だから、奮発して【松】にしよう!」という動機づけは、動画でしか作れません。

マジック②:「竹」は写真でボリューム感を売る
一番売りたい「竹」は、メニュー表の中で一番大きく、一番美味しそうな写真を使ってください。 「松」と比較して「あ、この値段でこんなに豪華なの? じゃあこれで十分じゃない!」と思わせたら勝ちです。

4. サイドメニュー(利益獲得商品)で調整する

メイン料理(集客商品)で原価率が高くなってしまっても、焦る必要はありません 。 ドリンク、スープ、サラダなどの「サイドメニュー」は、一般的に原価率が低めです 。

これらをセットメニューとして組み合わせることで、**「お客様はお得に感じ、お店はトータルの原価率が下がる」**というWin-Winの状態を作れます 。 「+300円でドリンクセット」の案内文字を大きくするだけでも、最終的な利益は大きく変わります。

まとめ:安売りせずに「価値」を売ろう

利益を出すために、美味しい食材を諦める必要はありません 。 必要なのは、「松竹梅」の構成力と、その価値を正しく伝える**「クリエイティブ(動画・写真)」**です。

あなたの店には、堂々たる「松」のメニューがありますか?

その「松」の魅力は、文字だけで終わっていませんか?

「メニュー構成を見直したい」「高単価商品を動画で魅力的に見せたい」とお考えの方は、ぜひ一度Nagi studioにご相談ください。 元パティシエの視点で、原価計算から撮影まで、利益を生むメニュー作りをトータルでサポートします。
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