参拝と修行1

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コラム
先日の続きです。
腹を決め、「これから頑張ろう」と覚悟をした時、先生からいくつかのアドバイスをいただきました。

① 食事を変えなさい。
 油分は控え、お米はできるだけ玄米、もしくは麦ごはんにすること。
 お肉は鶏のささ身を茹でたもののみ。
 生野菜は避け、必ず茹でるかスープにすること。
 冷たいものは一切口にしない。
 味付けはほとんどしない
 オクラ・ひじき・味噌汁・納豆・漬物・山芋のいずれかは必ず食べること。
② 昼間は近くの神社で毎日掃き掃除や拭き掃除をしなさい。
 境内や石階段(80段ほど)を竹ぼうきで綺麗にすること。
③ 毎日、私のところに来なさい。
④ 小さなことにとらわれず、しっかりと目標を持って日々を過ごしなさい。
⑤夜は散歩しなさい。
⑥お天道様が見ているから。

この中で、何が一番つらかったかというと「食事」でした。
食べられるものが本当に限られており、どうしても飽きてしまいます。
妻も看護師として夜勤をこなしながら支えてくれていたので、大変だったと思います。それでもしっかり支えてくれました。(今でも頭が上がりません)
途中から多少は慣れたものの、やはり
「焼肉が食べたい」「パスタが食べたい」「食パンが食べたい」
そんな思いが何度もよぎりました。

先生のもとへ毎日通っていたのには理由があります。
通い始めてから、いわゆる“憑依”のような状態がひどくなり、日常生活がとてもつらくなっていったからです。
当時は「憑依」とは言わず、「鬱のようなものだね」と言われていました。
そのため先生からは、
「今日はあそこの神様が呼んでいるから行きなさい」
「今度はあそこのご先祖様が寂しがっているから行きなさい」
といった形で、近場の神社やお墓参りを日々指示されていました。
不思議なことに、参拝やお墓参りをすると体が軽くなるのです。
先生にそのことを伝えると、
「呼ばれているんだから当たり前だよ」
と笑っていました。
毎日通えること自体はありがたいことでしたが、現実的にはお金もかかります。
参拝やお墓参りにも費用は必要です。
当時はまだ働ける状態ではなく、非常に心苦しかったのですが、母が父に内緒で援助をしてくれました。
さらに先生からも「出世払いでいいから」と言っていただきました。
ありがたい反面、情けなさもありました。
妻、母、そして先生に支えられている自分に対して、布団の中で何度も涙を流したことか・・・

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少し話はそれますが、師匠についてお話しします。
太陽のように明るく、誰に対しても優しく、そしてとても面白い方でした。
女性ですが、姉御肌というより“男気”のある方で、誰に対しても平等に接していました。
ただし、「去る者は追わず、来る者は拒まず」とよく言っていた通り、その線引きはしっかりしていました。
また、鑑定料は「お気持ちで」とされていました。
朝は神棚から自宅スペース、キッチンに至るまで、ご夫婦で丁寧に雑巾がけをし、その後はお客様の鑑定。
人の流れが途切れれば神社へ参拝に行く。
それを365日、休むことなく続けていました。
私自身も数年間、毎日のように通っていたので間違いありません。
まだまだお話ししたいことはありますが、一旦ここまでにします。
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情けない気持ちを先生に打ち明けたところ、
「これも良い修行だよ。人の痛みが分かるようになるために必要なことだから、しっかり前を向いて頑張りなさい」
と、いつも励ましてくれました。
その後も大変な日々ではありましたが、不思議と心は穏やかで、静かに時間が過ぎていきました。

そんな中――
人生最大の出来事が起こります。
続きます。

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