前回は、名前の頭文字「重」「地」という漢字と進行中の小型船に乗っている魚をイメージとを融合したデザインが印象的な未来の「重要港」「地方港」のそれぞれの地図記号について紹介しました。
次は、旅行や出張でほとんどの人が泊まって一夜を過ごす場所「ホテル」の地図記号について紹介します。
従来の記号は、アルファベット「H」が書かれた丸形ですが、「ヘリコプターの発着場に見える」という外国人観光客の指摘により、2016年国土地理院が外国人向けに、ベッドで寝ている人が特徴的な新たな地図記号として発表されました。
これを知った私は、再び従来と国土地理院が発表した新記号を観察したところ、以下のような疑問が湧きました。
「『H』だけであると、『Hospital』と連想して『病院』の地図記号であると間違える人がいるのでは?」
「ベットで寝ている姿が新しい記号であるが、人によっては患者が入院するイメージのある『病院』と間違えるのでは?」
「『ホテル』なので、ホテルマンを元にしたシンプルなデザインの方が見る人に分かりやすいのでは?」
「そろそろ今の時代に向けて、国内向けでも外国人向けでも対応できる新しい記号を出した方がいいのでは?」
このように思った私は、次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。
「ホテル(HOTEL)」の頭文字「H」をベースにしたシンプルな建物の中で室内で寝ている宿泊客と、感謝を込めてお辞儀しているホテルマンの姿をイメージしてデザインにしました。
さらに、見ている人に「癒し」「柔らかい」印象を与えるため、宿泊客もホテルマンも共に目をつぶって口角が上がっている表情にするという工夫をしました。
またホテルの建物のイメージに「硬い」印象を与えないよう、筆文字のように書いた「H」の上部にハート型という「かわいらしさ」を取り入れました。
将来、教科書や雑誌の地図などで現れることを願うばかりです。