本当の意味のベストセラーとは何か?具体例で解説

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昨年、大きな話題を呼んだ『自分なんてないから』(サンクチュアリ出版)。ここに「本当の意味でのベストセラー」のヒントが詰まっています。
巨額の宣伝費や大手の力まかせな販促で数字を作る――それは確かに速い成果を生みますが、本当に長く読まれる本、心に残る本は別の方法で生まれます。

企画を“練りに練る”ことの価値

サンクチュアリ出版は小さい出版社です。だからこそ、編集者と著者が徹底的に企画を磨く時間を捻出できる。私も編集長と一対一で企画について話したことがありますが、その熱量は「四六時中、本の企画とは何か」を考えていると言って差し支えないレベルでした。
そして常に優先されるのは「著者の言いたいこと」ではなく「読者が本当に求めていること」。
この視点があるからこそ、厚い東洋哲学の本が広く手に取られる形になったのです。

独自性は“著者×編集”でしか作れない

『じぶんなんてないから』は、著者のユニークな人生(大手IT企業を辞め、引きこもりなどの挫折と向き合った経験)と東洋哲学を結びつけることで、「哲学」を日常の救いとして提示しました。
東洋哲学は人生を楽にしてくれる。
どう生きればいいかの答えを教えてくれる。
と言っています。
単に流行を真似るのではなく、哲学という大きな潮流に、著者のパーソナルな体験という“スパイス”を加えたのです。ここが企画の本質です。
既存の潮流を材料に、どんな“ひねり”を入れるかを徹底的に考えること。

電子書籍プロデュースも同じ考え方が通じる

私が手がける電子書籍プロデュースでも、方向性は全く同じです。
「ネタがない」と言う人は多いですが、あなたの経験・失敗・転機・価値観は必ず誰かの救いになります。ただしそれを本にするには、一人で思い付くだけでは弱い。伴走する編集(あるいはプロデューサー)と共に問いを立て、読者の視点で磨き上げるプロセスが不可欠です。
ここで妥協すると埋もれる一冊で終わります。

行動のススメ — 小さく始めて磨き抜く

今日からできることは単純です。まず「あなたの人生で一番人に伝えたい出来事」を一つ挙げてください。それを読者が「自分ごと」として受け取れるように、次の三つで磨きます。
①なぜそれが問題だったのか
②どう変わったのか
③読者が真似できる具体的な一歩。
書き出したら第三者(編集者でも友人でも可)に読んでもらい、厳しい目線で磨き続けてください。企画は量よりも「深掘り」です。
ベストセラーは偶然の産物ではありません。読者目線で徹底的に考え抜き、著者と編集が一緒に汗を流した結果です。あなたの「思い」も、正しく磨けば必ず誰かの助けになります。まずは一つのエピソードを書き出して、磨きの工程に踏み出しましょう。必要なら私も伴走します — 企画の練り直し、一緒にやりましょう。
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