本当の意味のベストセラーとは何か?具体例で解説
昨年、大きな話題を呼んだ『自分なんてないから』(サンクチュアリ出版)。ここに「本当の意味でのベストセラー」のヒントが詰まっています。巨額の宣伝費や大手の力まかせな販促で数字を作る――それは確かに速い成果を生みますが、本当に長く読まれる本、心に残る本は別の方法で生まれます。
企画を“練りに練る”ことの価値
サンクチュアリ出版は小さい出版社です。だからこそ、編集者と著者が徹底的に企画を磨く時間を捻出できる。私も編集長と一対一で企画について話したことがありますが、その熱量は「四六時中、本の企画とは何か」を考えていると言って差し支えないレベルでした。そして常に優先されるのは「著者の言いたいこと」ではなく「読者が本当に求めていること」。この視点があるからこそ、厚い東洋哲学の本が広く手に取られる形になったのです。
独自性は“著者×編集”でしか作れない
『じぶんなんてないから』は、著者のユニークな人生(大手IT企業を辞め、引きこもりなどの挫折と向き合った経験)と東洋哲学を結びつけることで、「哲学」を日常の救いとして提示しました。
東洋哲学は人生を楽にしてくれる。
どう生きればいいかの答えを教えてくれる。
と言っています。
単に流行を真似るのではなく、哲学という大きな潮流に、著者のパーソナルな体験という“スパイス”を加えたのです。ここが企画の本質です。
既存の潮流を材料に、どんな“ひねり”を入れるかを徹底的に考えること。
電子書籍プロデュースも同じ考え方が通じる
私が手がける電子書籍プロデュースでも、方向性は全く同じです。
「ネタがない」と言う人は多いですが、あなたの経験・失敗・転機・価値観は
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