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本当の意味のベストセラーとは何か?具体例で解説

昨年、大きな話題を呼んだ『自分なんてないから』(サンクチュアリ出版)。ここに「本当の意味でのベストセラー」のヒントが詰まっています。巨額の宣伝費や大手の力まかせな販促で数字を作る――それは確かに速い成果を生みますが、本当に長く読まれる本、心に残る本は別の方法で生まれます。 企画を“練りに練る”ことの価値 サンクチュアリ出版は小さい出版社です。だからこそ、編集者と著者が徹底的に企画を磨く時間を捻出できる。私も編集長と一対一で企画について話したことがありますが、その熱量は「四六時中、本の企画とは何か」を考えていると言って差し支えないレベルでした。そして常に優先されるのは「著者の言いたいこと」ではなく「読者が本当に求めていること」。この視点があるからこそ、厚い東洋哲学の本が広く手に取られる形になったのです。 独自性は“著者×編集”でしか作れない 『じぶんなんてないから』は、著者のユニークな人生(大手IT企業を辞め、引きこもりなどの挫折と向き合った経験)と東洋哲学を結びつけることで、「哲学」を日常の救いとして提示しました。 東洋哲学は人生を楽にしてくれる。 どう生きればいいかの答えを教えてくれる。 と言っています。 単に流行を真似るのではなく、哲学という大きな潮流に、著者のパーソナルな体験という“スパイス”を加えたのです。ここが企画の本質です。 既存の潮流を材料に、どんな“ひねり”を入れるかを徹底的に考えること。 電子書籍プロデュースも同じ考え方が通じる 私が手がける電子書籍プロデュースでも、方向性は全く同じです。 「ネタがない」と言う人は多いですが、あなたの経験・失敗・転機・価値観は
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なぜ「あの本だけ」が売れていくのか──知ってしまうともう戻れない“出版の裏側”

■あなたもこう感じたことはありませんか? 「いい本を書けば、勝手に売れていくんでしょ?」 「出版社が流通に乗せたら、あとは自然と読者が買ってくれるはずだ」 ――もし、そんなふうに思っているなら、今日の記事は衝撃になるかもしれません。 私は出版社に30年以上身を置き、編集・制作だけでなく“売る現場”にも深く関わってきました。 そしてある日、講談社時代の先輩(販売部の責任者を長く務めた方)から、こんな言葉を聞かされました。 「今はね、10年前の“2倍の販売促進”をして、ようやく昔と同じ部数に届くんだよ」 その瞬間、私はハッとしました。 「売る努力の絶対量」が、時代と共にここまで変わってしまったのかと。 ■本は“出しただけでは”絶対に売れない理由 出版社が本を発売日に全国に配送し、書店に並べる。 このプロセスそのものは昔と変わりません。 しかし、読者の行動が変わりました。 SNSで大量の情報が流れてくる Kindle Unlimitedで無料の選択肢が増えた YouTubeやTikTokが読書時間を奪う つまり、書店で「偶然出会ってもらう」のが、以前より圧倒的に難しくなったのです。 だからこそ今は、 “本を知ってもらうための努力”が売上の大半を決める という時代にシフトしています。 ■私が販売部と一緒に走り続けた日々 主婦の友社にいた頃、私は“編集者”でありながら“営業の一員”でもありました。 書店回りをし、POPを書き、販促企画を提案し、イベントの段取りまで行う。 販売部のメンバーからは、 「三宅川さんは、編集なのに“売る側”の人間でもある」 とまで言われていました。 その経験から
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