「いつか本を出したい。でも何から始めたらいいかわからない」
そんな状態のまま、時間だけが過ぎていないでしょうか。
今日は、出版したい人が“今すぐ”実行できて、“即効性”のある3つのポイントをお伝えします。
しかも特別なスキルもお金もいりません。
ノートとペン、もしくはスマホのメモさえあればOKです。
私たちの電子書籍プロデュースでは、最初に「ヒアリングシート」に記入してもらうところから始まります。
そこに書かれた内容をもとに、私が何度もインタビューで深掘りしていきます。
すると、みなさん必ずこう言うのです。
「自分の棚卸しができた気がします」と。
でも、実はこの“棚卸し”は、出版を考えていない人にも効果抜群。
発信、仕事、人との関わり方――すべての原点になります。
では、早速その3つのポイントを紹介します。
① 誰に向かって伝えるのか――たった一人のペルソナを決める
まず最初に考えるのは「誰に伝えたいか」です。
年齢、性別、職業、環境……細かく設定するのがコツです。
極端な話、「あなたが一番伝えたい一人の人物」を作り上げてください。
そして、その人に100%自分の思いを伝えるつもりで書くのです。
今は「みんなに刺さる」より、「一人に深く刺さる」発信のほうが圧倒的に強い時代です。
たとえば、私たちのクライアントの中には、世界40カ国を旅した方がいます。
その方の電子書籍は『自分の人生は自分で決めろ』というテーマで出版されました。
実はその方は、出版後にがんを患い、今も闘病中です。
それでも「この本を出して本当に良かった」と話してくれました。
自分が誰に何を伝えたいのか――それを明確にすることは、まさに“生きた証”を残すことにもつながります。
② その人に「何を伝えるのか」を深掘りする
ペルソナが決まったら、次に考えるのは「何を伝えるか」。
その人は、何に悩んでいるのか?
どんな気持ちを抱えて生きているのか?
目標に向かっているのか、それとも空虚さを埋めたいのか?
あなたがその人の隣に座って話を聞くような気持ちで考えてください。
あるクライアントは、「自分には何もない」と感じている人に向けて、
「未知の世界へ飛び込むことで新しい自分が見える」というメッセージを伝えたいと言いました。
それはまさに、彼自身がそうやって変わってきた経験から出てきた言葉です。
つまり、「誰に」「何を」伝えるかを考えるときは、
自分の人生の中にその答えがあるのです。
過去の自分と、いま悩んでいる誰かをつなぐ――それが出版の原点です。
③ 読み終えた人が「どう感じるか」をイメージする
最後のポイントは、あなたの本を読んだ人が「読後、どんな気持ちになるか」を想像することです。
・心のぽっかりあいた穴がふさがった
・明日から頑張ろうと思えた
・今の環境を変えたくなった
そんなふうに、読者の心を少しでも動かすことができたら、それが「良い本」です。
ただし、全員を相手にする必要はありません。
あなたが設定したペルソナが、どんなことを読みたいのか、読んだ後にどんな気持ちになりたいのか――そこだけを大事にしてください。
ここでひとつ、私からのヒントを。
考えが浮かんだら、自分にツッコミを入れる習慣をつけてみてください。
「なぜそう思うの?」
「本当にその人なの?」
「それって過去のどんな経験から来ている?」
お笑い芸人がボケにツッコむように、自分の考えにツッコむのです。
それを繰り返すことで、考えの解像度がどんどん上がっていきます。
実際、私の取材やヒアリングでも、これは同じことをしています。
「取材の深掘り」=「ツッコミ」です。
このプロセスを経たクライアントは、必ず自分の言葉で語れるようになります。
さあ、今すぐノートを開いて実践してみよう
ノートを取り出して、まずは3つの項目を書いてみてください。
誰に伝えたいのか
その人に何を伝えたいのか
読んだ人にどう感じてほしいのか
そして、それぞれに対してツッコミを入れてみましょう。
「なぜそう思った?」「その人はどんな状況?」「自分の体験とつながる?」
このやり取りを繰り返すうちに、言葉が磨かれていきます。
気づけば、「伝えたいテーマ」が明確になっているはずです。
それが出版の第一歩であり、発信力の土台でもあります。
「え、そんな簡単なことで?」と思うかもしれません。
でも、やってみた人から確実に変わっています。
自分の言葉が整理され、やりたいことが見え始めるのです。
ぜひ、今日から実践してみてください。
ほんの10分でも構いません。
それだけで、あなたの世界は少しずつ変わり始めます。