コラム/“プロっぽさ”ってな~に?

記事
コラム
ココナラでデザイン受注を始めて1年ちょい。
しばしば求められるのが、「プロっぽさ」「プロならでは」「プロ目線」などなど、「プロ」であることをデザインで表すことです。
「お金を頂いてデザインすること」がプロであるならば、確かに私はプロのはしくれです。
しかし、「プロならではの洗練されたデザインをください」というオーダーですと、あまりに漠然としすぎていて、”プロ”としては、「このご依頼者様からどうやって求めているイメージの情報を引き出すか?」が一番の課題になってきます。
時々あるのは、自社の基本的情報の他に、使用する画像、参考にしてほしい他社HP等を最初に添付して、「これでお願いします」で終わってしまうとき。
デザイナーはあらゆる面でご依頼者の求めているものを観察しています。
担当者のお話の姿勢、社内の希望、個人的な希望、デザインを作るに至った背景、HPだけからではなく、担当の方のお話からも社風を感じています。
「コミュニケーションデザイン」という言葉がありますが、
デザインはみんなコミュニケーションで出来上がります。
「プロだから、こういうことをやってくれるだろう」という漠然とした依頼者のイメージの中にも、その「こういうこと」がその方の中で一体なんなのか、その方・会社様によって全部違います。「プロに共通するセオリー」なんてないのです。
あるとしたら、自分のキャリアの中で積み上がってきた作風だとか、「こういう方はこんな感じのものを求めているだろう」という経験だとか、そういったものだと思います。
もちろん、美大で習った基本的なデッサン法、色彩学や、光の原則、パース法(私はちょっと特殊な空間デザイン系を専攻していたため、その世界でしか通用しないパース法ですが)、CADスクールで習ったツールの使用方法など、そういった「知識」は基礎的に学んだとは思いますが、それは「プロっぽさ」ではないと思うのです。むしろ習いたてほやほやの学生の方が良く覚えているかもしれません。もっと言えば、AIにプログラミングされていれば、引き出し方によって「知識」は今や誰でも使えるものです。
結論、「プロっぽさ」なんて、ないのです。
大事なのは、ご依頼者様が何を求めているか?
どんな点を一番重視しているのか?
それを聞き出し感じ取り、優先順位をつけていく作業がデザインだと思っています。
高名なデザイナーさんなら、「作風」も認知され、少ない情報でも高い確率で納得してもらえることでしょう。
ですが、まだまだ私は個人デザイナーとしてのキャリアが少ない駆け出しなので、これからもっともっと「BAWSCRAFTのbawさんならこうしてくれる」という信頼を積んでいかなければなりません。
そのために、もっとコミュニケーションを大切にしていかなければな、と思います。
同時進行で、「作風」を創り上げるための「自由な表現の幅」も身に付けていかなければと思います。
昨年はひたすらアウトプットしか頭になく、インプットの機会や時間を削ってしまっていました。
モチベーションとアイデア切れを起こしてしまっていた時期もあります。
まずは自分を愉しませるものをインプット&アップデートしていかなければ、何もできないのです。
という、反省でした。

(先日、とある作曲家の方の出版記念トークショーに行ってきました。質問できる機会があったので、その方にとって「プロっぽさ」とは?という質問を投げかけてみたのですが、やはり、「プロっぽさなんてない」が回答でした。私なんかより断然仕事の数もこなし、年数も経験も積んでいる大クリエイターの方でも、同じ答えにたどり着くことを実感し、とても励みになりました。)
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら