皆さま、残暑お見舞い申し上げます。
天豆 てんまめです。
残暑が続き、台風も近づく中、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
私はいつも通勤時に家から最寄駅まで歩く15分でもはや汗だくです。
そして電車の中で冷えきってからまた猛暑の駅構内から会社までの10分で再び汗だく。
会社についた時点で1日のエネルギーを使い果たしています。
蒸し暑さが凄くてヘトヘトです。
皆さまも猛暑と台風にお気をつけください。
前代未聞の誰も経験したことのない猛暑の夏。
何をおいても心身の健康優先でご自愛ください。
今日のテーマは、映画でもKPOPでもなくメンタルマネジメントに関することです。
私が日常を送る上で毎日多くの情報に触れている中で意識している、心を守る習慣についてです。
このSNS社会とも言われる人類史上、類の無い情報過多時代における心の守り方についてお話します。
コロナ禍以降、SNSと触れる機会がぐんと増えた方も多いかと思います。
言葉に語弊がありますが敢えていいますと
何もしていなければ、やられます。
無防備にしていれば、やられます。
これが普通の精神状態だと思います。
昔より発達障害の方が増えたとか
昔よりHSPの方が増えたとか
昔よりうつ病の方が増えたとか
実際そうかもしれませんが
そうした症状や性質を持っているいないに関わらず
やはり朝起きてから夜眠るまで(そして寝ている間にも)24時間、他者からの情報で脳は休む暇も逃げる場所もなく
自身が自身で制御できなくなるのは当然かと思います。
無作為にインターネットに触れ、TwitterやFacebook、Instagramでの数々の投稿に触れた時、有用な情報や気になる著名人の投稿もあるでしょう。
でも、おそらく全体の7割以上はややネガティブ寄りなバイアスがかったもの、そして残りの3割近くも、いわゆる’自慢めいたもの’が目についてきます。
前者はTwitterが多く、後者はFacebook、Instagramが傾向としては多いかもしれません。
前者を目にすることを減らし、目にしてもスルーするということとともに
後者における一見ポジティブ情報に触れることに関しても「あの人に比べて自分なんて」という他者との比較を常に無意識に繰り返し、自己肯定感を下げていくことがあります。
記事自体は非常にポジティブであったりするので、自分が元気な時には「わあ、素敵だなぁ」と思えますが、自分の気持ちが下がっている時は「自分なんて」という自己否定意識が浮かび上がりやすいのです。
私がなぜ瞑想やヨガ、そして内観法をお薦めするのは、この外部からの情報過多の中、それだけで脳内が占められて、他動的に気分や自己評価が乱高下するのを避けるためです。
人の心は何層にも分かれているとよく言われますが、そんな明確に分かれていることはなく、脳内混沌としたまま渦巻いている場合がほとんどであり、それがほぼ他者誘導の情報によって占められています。
明確な分別ではないけれど、心理学の大家フロイトの時代から言われる意識と潜在意識でいえば、一番浅い部分には「意識」でああしていこう、こうしてやろうといういわゆる「観念」があって
その奥に「潜在意識」に、今まで生きてきて積み重ねてきた価値観や記憶、そこには怒りや悔しさや嫉妬や辛い思いや、幼少時の時のトラウマなどが積み重なっています。
中には表現として業やカルマという方もいますが私は特定の宗教に属しませんのと、あまりその表現が好きではありません。なんか怖いじゃないですか 笑
だから私は「潜在意識」とは「深く染みついた過去の記憶」と捉えてまして、生きているうちにどんどん積み重なってくることかと思っています。
昔、私がコーチングをしていた方は、幼少時の辛いできごとから、この深く根を下ろした「過去の記憶」に苦しめられながらも、どうにか頑張ろうと毎日のように様々な経営者のマインドや自己啓発、成功哲学を読み、聴き漁っていました。
でも、自己啓発や成功哲学を読めば読むほど、聴けば聴くほど、「こうしなきゃいけないんだ」⇔「なのになんでできないんだろう」「人を愛したい」⇔「でもそうは思えない」の往ったり来たりで、ポジティブシンキングが自身を余計苦しめて、自身を追い詰めてしまっていた方が本当に多くいらっしゃいました。
私はその方にその読んでいる自己啓発書、聴いている成功哲学、一度すべて止めてください、とお伝えした時もあります。
それから、私がしてきた瞑想や内観法をお伝えして、外界からの情報を少なめにして、日常のペースを落とし、自身の内側と向き合いながら、凝り固まって厚い蓋になっていた「観念」を「別にそうでなきゃいけないわけでもないんだ」と楽になってきました。
そして、瞑想や内観法を通じて、自身への悔いや他者(家族が多いですが)への許せないこと、辛い記憶が混然となった「過去の記憶」を癒し、手放せるまでは相当な時間を要する場合がありますが
そこからすっと抜けた時に、心の奥底からじわっと温かい気持ちとほっとした安心感に包まれて、涙が溢れながら笑顔が溢れるという感覚に辿り着いた姿を見て益々私は確信を抱きました。
ああ「人の心は内から外開き」で、外から色々ポジティブなことをインプットしても余計、自身の「観念」を複雑にし、「過去の記憶」と対決させ、「やりたい自分とできない自分」に苦しみ、「できる他人とできない自分」を比較してしまうスパイラルになって、本当の安らぎには繋がらないのだなとしみじみ思いました。
結論を言います。
この情報過多の時代にポジティブシンキングのシャワーを浴びながら、成長に結びつけることができる元気な方はどんどん吸収して、どんどん実践してください。
そして、それが重荷にさえなっている方はぜひ、瞑想やヨガ、内観法、そして「何もしなくてもいい」「何にならなくてもいい」。シンプルに削ぎ落としていく時間を是非大切にしてほしいと思います。
心がすっと楽になったら、自分の心が喜ぶような好きな事をしてみてください。
その好きなことには意味や意義も必要ありません。ただしているだけで自身の心が満たされることです。
このココナラで日常生活についての日記やエッセイ、詩や短歌、絵やイラストを書くのも「心を内から開く」解放に繋がる場合もあります。
映画を見たり、音楽を聴いたりすることは、インプットでもありますが、好きなアーティストの感性で自身の感情が開く触媒になることもありますので、
そこで感じた感覚を開いていくきっかけになる場合があります。呼び水みたいな感じです。
でも見過ぎ、聴きすぎで脳内を占めないようにご注意くださいね。
それは自身の潜在意識を眠らせやはり他の方の観念を埋めていくことでもありますから。
映画やKPOPが大好きな私は余計に気をつけています。脳内全部を占めすぎ無いよう、瞑想やヨガで余白と間を持つよう意識しています。
もちろん大好きな映画や音楽に浸り尽くして、全てを忘れたい夜も私にもありますが 笑
やはり最終的には「内から外」が大切です。
その上で、より深く内から心を解放するプロセスに内観法がありますが、過去の辛い記憶の向き合う場合もあり、ひとりで進めるのが難しい場合もあるかと思います。
そういう場合には、あなた自身が過去どんな失敗をしても、どんな辛い経験をしても、あなた自身の真ん中にある美点に、真剣にフォーカスして光を当て続ける、愛のあるパートナーやカウンセラーやご相談する方を見つけてください。
会社で失敗ばかりして、人に叱られたり、バカにされたりしても
過去に人を裏切って、そんな自分を嫌いで嫌い仕方ないとしても
小さい頃に虐待を受け、その苦しみと憎しみがあまりに辛いとしても
自分が「何者にもなく無意味に思えて」生きる意味を見出せなくても
「それでも、あなたはあなたでいい」とあなたの素晴らしい部分に意識を一緒に当て続けてくれる方がいれば、やがて日々がどんなに辛くとも、その「自身が自身を受け止めている心地良い状態」に戻ることができるようになってきます。
外部からくる全ての情報や批判や、そして脳内で繰り返される自己批判で苦しみ続けていた中で、乗り越えていく光が見つかるはずです。
今はまだそういう方が見つからなくても、徐々に外界からの情報を制御していき
内面の「観念」や「過去の記憶」を柔らかく癒してく習慣を是非、一日に10分でも15分でも取り入れてみてください。
ここまで長文をお読みいただいて、本当にありがとうございます☆彡
この猛暑の中、心身共に大変な時期が日々続いて、非常にお疲れ方が多いかと思いますが、何よりも心身を整えていくことが大切かと思いますので、ぜひ、ご自愛ください。
焦らずに1日1日心と身体と向き合っていきましょう。
天豆 てんまめでした。