「ちゃんと聴いてくれたら、話すのになぁ…」と思ったことはありませんか?
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こんにちは!
キャリアコンサルタントのきむにぃ(木村尚文)です。
突然ですが、最近、
誰かに自分の話をじっくり聴いてもらった経験はありますか?
「もっと私の話を聴いてほしい」
「アドバイスが欲しいわけじゃないのに……」
日常の中で、ふとそんな風に
孤独やモヤモヤを感じたことはないでしょうか。
■ 「ちゃんと聴いてくれたら、話すのになぁ…」
実は、私が会社員として管理職をしていた頃、
ある営業の方から提案を受けたときのことです。
その方は、自社のサービスがいかに素晴らしいか、
他社と比べてどれだけ優れているかを、
ものすごい熱量で語ってくれました。
一生懸命さが伝わってきて、
決して悪い気はしませんでした。
でも、説明を聞きながら、
私の心の中にはずっと「違和感」があったのです。
「私たちの部署の課題は?」
「今、私が何に困っているのか?」
こちらの状況を聴く質問が、
ほとんどなかったからです。
私は心の中で、こう思っていました。
「私の困りごとをちゃんと聴いてくれたら、
こちらもちゃんと本音で話すのになぁ……」と。
結果的に、いくら素晴らしい商品の説明を受けても、
私の心はどこか置いてけぼりのままで、
少し寂しい気持ちになったのを覚えています。
■ 「良かれと思ってのアドバイス」が奪うもの
これ、実は営業マンと顧客だけの話ではありませんよね。
職場の人間関係や、家族、友人との間でも、
全く同じことが起きていませんか?
例えば、上司と部下の1on1ミーティング。
部下が勇気を出して悩みを打ち明けたのに、
上司が
「それはね、こうすればいいんだよ」
「私の若い頃はね……」と、
すぐに自分の経験談や解決策を語り始めてしまう。
上司としては「良かれと思って」のアドバイスです。
でも、部下からすれば
「そうじゃない、まずは私の気持ちを分かってほしかっただけなのに」
と心が閉じてしまいます。
アドバイスや正論は、
時に「あなたの感情は間違っている」
というメッセージとして伝わってしまうことがあるのです。
■ 信頼関係のスイッチは「聴く」ことにある
人間関係を築く上で、
私たちはつい「何を話すか(どう伝えるか)」
ばかりを気にしてしまいます。
しかし、信頼関係のスイッチは「話す」ことだけではなく、
「聴く」ことの中にもあります。
「あなたはどう思っているの?」
「そっか、そんな風に感じていたんだね」
そうやって、自分の心の声をそのまま受け止めてもらえた時、
人は初めて「この人は自分の味方だ」と安心し、
心を開くことができます。
そして不思議なことに、
ただしっかり話を聴いてもらうだけで、
自分自身で頭の中が整理され、
勝手に答えを見つけて前を向けるものなのです。
個人的には、それぐらい「聴く」という行為には、
人の心を動かし、癒す「ものすごい力」があると思っています😊
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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