滅裂思考ってなぁに?

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「精神科の本や記事は難しくてわけがわからない」
ほとんどの方はこのように思うのではないでしょうか。
ココカラブログでの記事では、細かい例外的事項には触れずに、基本的なことを非常に簡潔にわかりやすく書くことを心がけています。
専門用語の羅列や長すぎる専門書のような記載は正直読み切れる気がしないという方は是非お読み下さい!

今回は【滅裂思考】についてお話したいと思います。

滅裂思考とは主に統合失調症でよくみられる思考の障害の1つで、話す内容が関連のない話題にどんどん変わっていくものです。

症状(観念奔逸と比較すると)

滅裂思考とは話す内容が関連のない話題にどんどん変わっていく症状のことです。前回の記事で観念奔逸について説明しました。観念奔逸とは話題が次々と脱線して飛躍していく症状で、一見同じように思えます。しかし大きな違いは、観念奔逸は話に関連性がありますが、滅裂思考は話に関連性がありません。

具体例(観念奔逸と比較すると)

わかりやすいように、話の具体例をあげますね。変わっていく話題に関連性がないことが滅裂思考の大きな特徴です。
「ゴールデンウィークに旅行で日光東照宮に行ったんだ。元カレがケーキ職人だったんだけど、あの人今元気かな。こないだ珍しいケーキ食べたんだけど、星型だったんだ。赤ちゃんって可愛いよね。」
といった感じです。
参考に、前回の記事で載せた観念奔逸の会話例を引用しますね。
「ゴールデンウィークに旅行で日光東照宮に行ったんだ。日光東照宮みて江戸時代の歴史もっと知りたくなったよ。江戸時代といえば徳川家康だよね。今の人で徳川って名字いるのかな。珍しいよね。こないだ珍しいケーキ食べたんだけど、星型だったんだ。どうやって作るんだろうね。元カレがケーキ職人だったんだけど、あの人今元気かな。」
「…旅行の話じゃなかったの?」

症状の一つ、連合弛緩、言葉のサラダとは?

詳しい方、勉強熱心な方は、連合弛緩や言葉のサラダという単語を聞いたことがあるかもしれません。観念奔逸や滅裂思考と何が違うのかと不思議に思うかもしれませんし、聞いたことがない人も多くいらっしゃると思います。
ですが意味は非常に簡単です。症状が軽い滅裂思考のことを連合弛緩といい、症状が強い滅裂思考のことを言葉のサラダといいます。
具体的には、症状増悪の流れをまとめるとわかりやすいと思うので、下にその流れを記しますね。
・連合弛緩:話が飛躍したり、途中で省略される。
例「不安で、不安で…。大丈夫、友達と会うから。」
・滅裂思考:思考がまとまらず、意味のある結びつきがなくなる。
例「不安で、布団で、友だちと会う。」
・言葉のサラダ:無意味な単語や文の羅列になる。
例「不安に布団、イノシシ。大丈夫なのは、友達を呼ぼうかな。」

治療法・対処法

ご本人は自分の頭のなかで言いたいことがまとまらず、周りにも理解してもらえないことに非常に苦痛を感じます。伝えたいことが伝えられないことは本当に辛いことです。
周りで聞いている人は、何を言っているのかわからずにイライラしてしまうことがありますが、それは態度や目線で相手に伝わってしまうことが多いです。
症状は原因となる統合失調症の治療で良くなっていきますが、ご本人の辛さをなるべく強めないように、周りの人たちは話を聞いて共感してあげる姿勢をみせるようにすると、心の支えになるでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。
滅裂思考について正しくご理解できましたか?
次回は、同じ思考の障害に含まれる思考制止について詳しく説明していきますね。
ありがとうございました。
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