観念奔逸ってなぁに?

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「精神科の本や記事は難しくてわけがわからない」
ほとんどの方はこのように思うのではないでしょうか。
ココカラブログでの記事では、細かい例外的事項には触れずに、基本的なことを非常に簡潔にわかりやすく書くことを心がけています。
専門用語の羅列や長すぎる専門書のような記載は正直読み切れる気がしないという方は是非お読み下さい!

今回は【観念奔逸】についてお話したいと思います。

観念奔逸とは躁状態などでみられる症状の一つで、話題が次々に脱線して言いたいことにたどり着かない状態をいいます。部分的に関連性がある話が次々と続いていきながら脱線していきます。

どういう状態?

みなさまも、友人とおしゃべりをしていてテンションが上がったときに話が脱線していく経験はありませんか?その状態と非常によく似ています。
例をみてみるとわかりやすいと思います。治療や対処法については前回の記事で説明しているので、短いですが観念奔逸の会話例を出して終わりにしたいと思います。
「ゴールデンウィークに旅行で日光東照宮に行ったんだ。日光東照宮みて江戸時代の歴史もっと知りたくなったよ。江戸時代といえば徳川家康だよね。今の人で徳川って名字いるのかな。珍しいよね。こないだ珍しいケーキ食べたんだけど、星型だったんだ。どうやって作るんだろうね。元カレがケーキ職人だったんだけど、あの人今元気かな。」
「…旅行の話じゃなかったの?」
といった会話になります。

最後に

いかがでしたでしょうか。
観念奔逸について正しくご理解できましたか?
次回以降は同じ思考の障害である滅裂思考について詳しく説明していきますね。
ありがとうございました。
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