\病院で研究を任された看護師さんへ/
こんにちは。
病院で「看護研究の担当になった」と聞いて、こんなふうに感じたことはありませんか?
「研究って、まず何から始めればいいの?」
「テーマが思いつかない…」
その気持ち、すごくわかります。
実は私も、初めて研究をしたとき、テーマ決めに6か月悩んだ経験があります。
いまは、看護師さんが研究に取り組むための「看護研究支援サービス」を行っており、これまで10年以上、看護研究に関わってきました。
この記事では、特に最初にぶつかりがちな「研究テーマが決まらない…」という悩みに対して、
なぜ疑問が見つからないのか
どうやって臨床疑問を探すのか
ChatGPTを使ったテーマ探しのヒント
をお伝えします。
1. 臨床疑問が浮かばないのは当然のこと
看護研究では「臨床疑問からテーマを考えましょう」とよく言われますが、
その臨床疑問が浮かばないこと自体が一番難しいと感じたことはありませんか?
でも、それはあなただけではありません。
現場で働く看護師さんは、
疑問があってもその場で対応し、
前例があれば素早く判断し、
忙しさの中で立ち止まる時間もない。
つまり、疑問を深掘りする「余白」が少ないのです。
それは、「疑問がなかった」のではなく、疑問を後回しにしてきたくらい、目の前のことに全力だったという証です。
2. 臨床疑問は「誰かに質問してもらう」と見つかりやすい
疑問を見つけるには、「一人で考える」よりも、誰かと話すことが有効です。
私は修士課程のとき、先輩との対話のなかで研究テーマが決まりました。
でも、忙しくて相談できる人がいないこともありますよね。
そんなときは、ChatGPTのようなAIを壁打ち相手にするのも一つの手です。
質問してもらう中で、記憶の奥にあった出来事や気づきが浮かんでくることがあります。
3. ChatGPTにインタビューしてもらうときのプロンプト例
もし、ChatGPTを使ってみたいときは、以下のように聞いてみてください↓
あなたは看護研究を支援する専門家です。私は看護師として働いており、研究テーマを探しています。夜勤中や日勤中に困ったことを思い出したいので、インタビュー形式で質問を作ってください。私が答えやすいように、簡単で具体的な質問を5つだけ作ってください。
<注意点>
個人情報や患者さんの情報、職場名などは入力しないようにしましょう。
また、グレーな内容や機密情報については、一時チャットモードを使ってくださいね。
4. テーマになりやすい疑問・なりにくい疑問
疑問には、テーマにしやすいもの・しにくいものがあります。
テーマにしやすい疑問 :行動に着目している
「この手順を変えたらどうなる?」
「あの先輩、なんでこんなに早いんだろう?」
テーマにしにくい疑問:気持ちに着目している
「なんとなく疲れた」
「患者さんが不安そう」
ですが、「気持ちから始まる疑問」はダメということではありません。
「不安が強いのはなぜ?」
「その不安は、どこで生まれている?」
と掘り下げたり、状態や行動に置き換えることで研究テーマになっていきます。
また、研究では「数字で表す」こともポイントです。
たとえば、「時間・回数・割合・尺度」などで表せると、他の人に伝わりやすくなります。
5. テーマ決めのもう一つのハードルとAI活用の可能性
もう一つ大切なのは、「自分が知りたいことを、誰かの役に立つ形にする」視点です。
このプロセスは、研究だけでなく、
日常の業務改善やリーダーシップにもつながる力です。
ChatGPTはその「視点の整理」も手伝ってくれます。
テーマ探し、仮説づくり、方法の候補…
今は「一人で抱えなくていい時代」なんです
6. おわりに
「研究テーマが決まれば、研究の半分は終わった」とよく言われます。
でも、一人で悩まず、
「壁打ちしながら、少しずつ形にしていく」ことで、
きっと“意味のある研究”が見えてくると思います。
\研究テーマが決まらずモヤモヤしている方へ/
ChatGPTなどのAIを使うと、ヒントが広がる一方で…
「臨床疑問って、そもそも何?」
「テーマ候補はあるけど、自信がない」
「どこまで掘り下げたらいいかわからない」
そんな“あと一歩”に悩む看護師さんも多いです。
私のサービスでは、AIで出てきたアイデアを一緒に整理したり、研究としてどう組み立てるかを一緒に考えていきます。
あなたの経験や視点を活かしながら、“意味のある研究”にするお手伝いをします*