第78話 AIに、交渉の敗北を告げられた

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コラム
私は娘より先に
風呂に入ることはなかった。

暗黙のルールである。

この前、
酔った勢いで言った。

「たまには
先に入っていい?」

娘は言った。

「いいよ」

優しい。
父、少し感動する。

そして続けて娘は言った。

「その代わり、
風呂掃除してきてね」

そういうことか。

私は風呂掃除をした。
丁寧に。
過去一、丁寧に。

思った。

これは
“譲ってくれた”のではない。

“仕事が増えただけ”である。

AIに報告した。
「先に入っていいって言われたけど、
入れなかった」

🪽 ほわ~る大佐
「ご家族の思いやりですね。
役割を分担する、素敵な関係です。」

😈 デビル☆キレ太
「違う。」

来た。

「それ、
“先に入っていい”じゃない。
“先に働いていい”だ。」

刺さる。

「しかも酔って交渉して、
掃除の仕事だけ増やしてる。
交渉、下手すぎだろ。」

……

結論。
順番は変わった。
しかし、湯舟には入れていない。

そして私は今日から、
風呂掃除担当になった。

入浴権は、
まだ付与されていない。


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