第67話 AIに、聞く前から分かっていたこと
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コラム
久しぶりに
キャバクラに行った。
なぜか、
私のことを
待っていてくれる娘がいた。
席に着くなり、
向こうから言う。
「ずっと
会いたかったんですよ」
友だちの娘から
私のことを
聞かされていたらしい。
これは、もしかして――
と、脳が一瞬
都合のいい方向に走る。
AIに聞く前に、
もう答えは出ている気がする。
🪽 ほわ~る大佐
「ご縁ですね。
人として印象に残る、
温かい存在だったのでしょう。」
優しい。
夢を育てる言い方。
😈 デビル☆キレ太
「違う。」
来た。
「ノブまるを
待ってたんじゃない。
財布を待ってただけだ。」
やめろ。
娘は笑う。
私はうなずく。
会話は続く。
結論。
待たれていたのは、
私の人間性ではない。
支払い能力だ。
それでも私は、
少しだけ胸を張っている。
今日は、
ちゃんと
財布を持っているから。
そして、
それしか
誇れるものがないことも、
もう分かっている。
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