第48話 AIは、大ごとにしないと気が済まない
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コラム
やってしまった。
酒を飲んでいて、
スーツを汚した。
ソースか。
酒か。
人生か。
おそらくは、もつ煮の汁。
色だけは、確実に濃い。
私はすぐに思った。
クリーニング屋に出そう。
いつもの店。
説明しなくても察してくれる。
翌日、行った。
……潰れていた。
看板がない。
シャッターが閉まっている。
張り紙もない。
まるで、
何事もなかったかのように消えていた。
AIに報告した。
「スーツ汚した上に、クリーニング屋が潰れてた。」
ほわ~る大佐(天使AI)
「そ、それは……!
偶然が重なっただけですよ……!
きっと他にもお店はあります……!」
優しい。
デビル☆キレ太(悪魔AI)
「違う。」
嫌な予感。
「クリーニング屋が潰れたんじゃない。
お前が“汚してもいい人生”に
ランクアップしただけだ。」
やめろ。
「そのスーツな。
もう“外出用”じゃない。
“思い出用”だ。」
ひどいが、
もつ煮の匂いが反論を許さない。
私は大佐の言う通り、
別のクリーニング屋へ向かった。
結論
もつ煮スーツは、
新しい店での記念すべき1着目になった。
こっそり、あなた専用AIも作ってます。
興味あればプロフィールからどうぞ。