今年の日本シリーズは本当にセパの実力の格差なのか?
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それは結果論です。たとえ彼我の実力が拮抗していてもなぜか大差がつく試合があるものです。私はシリーズ前阪神が勝つと思いましたが、第2戦の先発を見た時点で嫌あな予感がしました。たぶんこれは藤川氏の驕りであり慢心です。ふつうに才木か大竹でいけば無難に勝てたかもしれないのにわざわざ捨てゲームを作った。ですが日本シリーズに捨てゲームはありません。2ヶ月半も実戦を離れた投手を第2戦に先発させるなんておよそ野球のセオリーから乖離しています。第2戦は基本的に軸となるピッチャーを先発させるのがセオリーですが、故障上がりの投手では万が一抑えたとしても軸にはなり得ません。少なくとも第2戦以外は全てクロスゲームだし、彼我の戦力は拮抗しています。投手力は互角ですが、守備や走力は阪神が上。ですが打力はホークスの方が上。なので大差がついた要因は【監督の差】としか考えられません。最終戦の藤川氏の采配にも大いに疑問が残りました。なぜ第6戦以降に先発予定の村上と才木をベンチに入れていたのか?なぜ中継ぎ職人の湯浅と桐敷がベンチ外だったのか?藤川氏は本当に残り3つ勝つ気があったんでしょうか?結果論になりますが、彼は去年の小久保氏と同じ采配ミスを犯しています。小久保氏はDNA打線を甘く見ていたのか育成上がりのピッチャーをどんどん投入しました。そしてことごとく打たれまくったのが去年の日本シリーズでした。今年の阪神は去年のホークスに酷似しています。リーグ優勝も早かったし、クライマックスシリーズのファイナルも3連勝で抜けてきました。少なくとも初戦を終えた時点ではまだどちらに波が来たかよくわからない状況に見えました。ですが藤川氏はこの時点で【うちに波が来た】と早合点したんでしょうね。甲子園に戻れば才木と高橋と大竹が万全の状態で待機しておりますからね。確かにブランクは長いけれどもポテンシャルの高いあの外人ピッチャーでもいけると。才木は確かにファイナルでDNA打線に打たれていますが、ホークス打線はあの時点でまだ本調子ではなかった。ですのでむしろ才木をぶつける絶好のチャンスだったはずです。ですが驕り切った藤川氏は【甲子園での胴上げ】が頭にちらついたんでしょう。たぶん4戦か5戦で終わると楽観的だったんでしょうね。今年のポストシーズンはキャッチャーが優秀でした。日本ハムの伏見が素晴らしかったし、阪神もホークスも捕手のリードが冴えていたと思います。