表情をもっと豊かに!エモートとキーバインドの設定方法
こんにちは!今回は、VTube Studioで表情の切り替えやポーズをスムーズに出すための「キーバインド」機能について解説します。
「笑顔になりたい」「驚いたリアクションをしたい」そんなときに便利なのがこの機能です!
1. キーバインドとは?
キーバインドとは、キーボードの特定のキーを押すことで、あらかじめ設定した表情や動きをモデルに反映させる機能です。
たとえば……
・キー「1」で笑顔にする
・キー「2」で怒った顔にする
・キー「3」で目を閉じて眠った表情にする
配信中や録画中に手軽にキャラクターの感情表現を変えられるので、とても便利な機能です!
2. キーバインドで表情を切り替える仕組み
VTube Studioのキーバインドは、内部的にはLive2Dパラメーターを一定の値に変更する命令として動作します。
例:
・ParamMouthForm(口の形)を1.0にすると笑顔
・ParamEyeOpenを0にすると目を閉じる
これらの**パラメーターの値を保存した「表情プリセット」を、キーバインドに登録することで、キー操作だけで呼び出せるようになります。
3. キーバインドの設定手順
● PC版の手順
メニューの歯車マークをクリック。
上のサブメニューのカチンコマークをクリック
キーバインド設定のウィンドウが出ます。
「新規ファイルエディター」をクリックします。
「新規表情ファイル作成」をクリック。
モデルに設定されているパラメーター一覧が出てきます。
このパラメーターを操作して表情を作ります。
今回は「目の開閉」を使ってウインクを作ります。
「左目 開閉」(名前はモデルによって違う場合があります)をONにして
パラメーターバーを移動させて目を閉じさせます。
表情ができたら一番上の入力欄に名称を入れて「保存する」をクリックして保存します。
別の表情を作る場合はこの一連の作業を繰り返します。
作成が終わったら「キャンセル」を押します。
戻った画面で「+」をクリック。
キーバインドアクションの「アクションタイプ」「アニメーション」を設定します。
アクションタイプは「表情を切り替える」
2個前の画面の「アニメーション」が「表情」に変わっています。
「表情」は先ほど作成した「左目ウィンク」を選択します。
キーバインド設定で「キーコンビネーション」を設定します。
キー1をクリックして、任意のキーを設定します。
画像は「Q」を設定しました。
キーバインドの再生スピードを調整する場合は「キーバインド設定」の項目を編集します。
以上で設定終了です。
設定したボタンをおして再生されるか確認してくださいね。
設定して終了する場合は「終了」を押して終わらせます。
ウインドウを閉じたりして終了すると、キーバインド設定が保存されないので注意してくださいね。
4. 複数のパラメーターを同時に操作することも可能
キーバインドの強みは「複数の動きを同時に設定できる」ところ。
たとえば、「笑顔」に以下の設定をまとめることができます:
ParamMouthForm = 1.0(笑顔)
ParamEyeOpen = 1.0(目を大きく開ける)
ParamBrowRY = 0.5(眉を上げる)
このようにすれば、自然で表情豊かな動きをキーバインド1つで再現できます!
※値はモデルによって異なります。
5. よく使われるキーバインドの例
6. キーバインドを使った演出の工夫
・配信中に「笑い声」に合わせて笑顔のキーバインドを押す
・「びっくりした!」という場面で驚きの表情を出す
・ファンからのコメントに照れた顔で反応する
こんなふうに、キーバインドを活用することで、視聴者とより感情豊かなやりとりができます!
✍補足:ホットキーとの違いについて
一般的に「ホットキー」と呼ばれる機能と、VTube Studioの「キーバインド」は、ほぼ同じ意味合いで使われています。
ただし、VTube Studio公式では「キーバインド(Key Bind)」という用語が正式に使われており、メニューや説明にもそう表記されています。
このため、本シリーズでは「キーバインド」に統一してご紹介しています。
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