Netflix「きっと見つける」を見てむせび泣いた梨仙です。
「あなたは、ご自身のこと好きですか?」
そう聞かれたら、どう答えますか。
私は好きなときもあるし、嫌いなときもあり
”常に自己肯定感爆上げ”ではありません。
「自分を認めてあげる、自分を受け入れてあげることが大事」
とよく言われますし、大切なことだとわかっているのですが
どうしても「ここが至らない」「もっとしっかりしなきゃ」と
自分の不完全さや弱さに対して、厳しく律するときがあります。
でもたいていそれは、ひとり反省会になるので
思考がぐるぐるして、ネガティブな部分にしか気が向きません。
いちどその「ぐるぐる」にはまってしまうと
客観的に物事を見ることができず、そこから抜け出すのは難しいです。
希少性の法則
ある日、すでに絶版になった本をフリマアプリで探していました。
もう普通には手に入らないので、定価2,000円くらいのものが
40,000円ほどになっていました。
希少性の法則(principle of scarcity)もしくは希少性の原理とは、供給が需要よりも少ない場合に商品やサービスの価値が生まれるという経済的原理の一つである。 供給が少なく需要が多い商品の価格は上昇することがあるという、需要と供給の不均衡な状態の原理である。
つまり、手に入りづらいものほど、通常より価値があると感じるということ。
高額な価格が並んだ検索結果を眺めて、ふと思ったこと。
「世界でひとりしかいない私、実はめっちゃ価値あるのでは…?」
周りの人のよいところを考える
あなたの周りに「素敵だな」と思う人はいますか?
それはどんなところですか?
少し思い浮かべてみましょう。
・コツコツなにかに取り組んでいる
・好奇心旺盛で、フットワークが軽い
・優しくて、周りをよく見ていて気が利く
・失敗しても前向きに捉えている
・自信がある
思い浮かべましたか?
実は、それは。
あなたも持っているものなんです!
んなわけねぇ…と思ったかもしれません。
でも心理学的に、自分の中にないものは見えないという法則があるのです。
(「投影の法則」といいます)
否定の気持ちが強い場合は
「そ、そういうところもあるかも…?」
「実は持っているけど、気づいてないか使ってないだけかも?」
といったん思ってみましょう!
完全否定してしまうと、あるはずのものもなくなってしまいますからね。
自己肯定感と自己価値感
自己肯定感と似ていることばに「自己価値感」というものがあります。
簡単に言うと、
自己肯定感 = ありのままの自分で素晴らしいと思っているということ
自己価値観 = 自分には価値がある!と思っているということ
なので、自己肯定感は高いけど、自己価値感は低い、
なんてことも起こります。
たとえば、仕事や人間関係などはそれなりに満足しているけど
恋愛だけがからっきしダメだと思っている場合。
日常生活は満足しているので、全体的には自己肯定感高めです。
しかしこと恋愛になると「私、女としての魅力ない」と思ってしまう。
つまり、女性として価値がない、と思い込んでいるとします。
そして、「恋愛がだめな私でも大丈夫!」と自己肯定してしまう。
あれ?なんかおかしくない?と思いませんか?
や、自己肯定という意味では、それでOKなんですよ?
でもそれ、望んでることですか?
だから「女性として価値がないって本当に?」と疑ってみてほしい。
価値がない、のではなく、今は価値が認められていないだけ!!!
自己肯定感が高くても、恋愛がうまくいっていない場合
無価値感が関係しているのかもしれません。
「大丈夫、だって信じてるから」
冒頭に書いた、Netflix「きっと見つける」という映画。
迷子になってしまった愛犬を、いろんな人の手を借りて捜索する、
という実話を基にしたハートフルストーリーなのですが、
心にスパーンと撃ち込まれた父親のセリフがあります。
愛犬には持病があって、定期的に投薬が必要でその期限が迫っていました。
このまま見つからないと、愛犬は持病で亡くなってしまう。
誰もが諦めかける中の会話。
父親「大丈夫だ、きっと見つかる」
母親「大丈夫って…どうしてそんなことがわかるの?」
父親「だって、信じてるから」
だって信じてるからあああああ(ここでむせび泣く)
この時私は、自分のことを信じられていなかったんです。
「どうせ私なんて…」とか「絶対叶いっこない…」とか。
自分で自分を信じる、夢を叶えるためのワーク的なものをしている途中で
いかに自分のことを信じてあげるか、というところに迷いや葛藤がある中
気分転換で見た映画で、この言葉。
神の啓示ですか?
大丈夫、と思うことは、信じること。
信じるということは、肯定しているということ。
そして、価値がある、と思えるということ。
だから、私は自分にも周りにも「大丈夫!」って言っていきたいです。
あなたにも。
「大丈夫、だって信じてるから!」