仕事で一緒になった人が霊能者で、気づいたらその人の仕事を手伝うことになった。
僕は直観はあるけど、霊視もお祓いもできない“普通の人”。PCが必要な実務(文章・資料・段取り)を担当していた。
霊能者の世界は、どうしても感覚優先になりやすい。
その人の口癖は「理屈じゃない、感じろ!」だった。
……いや、何をどう感じればいいんだよって話じゃん?
感じられないから、言語化できないから、みんな相談に来るわけで。
その場の雰囲気で“いい気分”になって終わって、後から何も残らないのって、意味なくない?
説明が曖昧だと、相談者は「次も来ないと不安」になる
そしてそれが、本人の意図と無関係に依存構造を生みやすい
だから僕は、「再現性」と「いつでも見返せる鑑定書」を前提にした占いを始めた。
(占いって当て物じゃなくて、意思決定の補助であるべきだと思ってる)
そもそも、自分の感じたものを説明するって難しい。
でも、難しいからって“説明を放棄”した瞬間に、サービスとしては崩れる。
ある日、その霊能者がWeb掲載用のプロフィール原稿を渡してきた。
内容はざっくり言うと「観音様が目の前に現れて力を授け、人を救いなさいと言った」系の物語。
読んで、僕はダメ出しした。
「これ、面白くもなんともない。
使い古された話で、オリジナリティが無い。
神仏とチャネリングできるなら、観音様に“令和仕様”で書き直してもらえば?」
……待てど暮らせど、改稿は来ない。
そこで僕が取った行動。
“観音様に直談判”。
僕は神様や仏様と会話できない。
でも、一方的にお願い(という名の文句)を言いに行くことはできる。
なので本気で鎌倉の長谷寺へ出かけた。
<つづく>
おまけ:この話が好きな人へ
こういう「感覚が強い世界」を、現実の手順に落として再現性を作るのが僕の得意分野です。
「出生時間が不明で占いが噛み合わない」人向けに、出生/魂時刻の推定鑑定(レクティファイ)もやっています。