本ガイドは、CI-Score(Chart Impact Score)と V-Slope(Volume Slope Ratio)ならびに Qモデル(四象限:Q.1~Q.4)を組み合わせ、デイトレードで即断即決を支える情報取得の仕組みと、取得できる指標の解説を行います。
( 読み方 )
CI-Score:シーアイ・スコア(略呼)
Chart Impact Score:チャート・インパクト・スコア
V-Slope:ブイ・スロープ(略呼)
Volume Slope Ratio:ボリューム・スロープ・レシオ
Qモデル:キュー・モデル
Q.1~Q.4:キュー・ワン ~ キュー・フォー
※ 象限「Q」とは、XYグラフで、X軸の符号とY軸の符号によって
決まる、4領域です(Quadran:クワドラント)。
※ このガイドは、ランカー / ファインダー 共通の概念です。
1.CI-Score × V-Slope × Qモデル の全体像
デイトレードに必要な3つの指標を 並列に活用し、リアルタイムで情報を提供します。
① CI-Score:価格乖離度 × 出来高乖離度 のシナジー評価
② V-Slope:出来高進行スピードの相対加速・鈍化を捉える モメンタム指標
③ Qモデル:VWt - 100 / VQt - 100 の符号組み合わせによる 4局面分類
※ CI-Score × V-Slope × Qモデル は、仮想1秒足でザラバ中に常時監視
を行います。
(ランカー・インターフェース)
(ファインダー・インターフェース)
2.CI-Score の仕組みと取得情報
CI‑Score はチャート上の2軸(価格と出来高)を単一の数値で評価します。マケスピ2上では表示不可ですが、内部は仮想1秒足で監視します。
● 仕組み
CI-Score = ( VWt - 100 ) × ( VQt - 100 )
・VWt :時刻 t における当日VWAPからの価格乖離度
・VQt:時刻 t における前日出来高スロープ(傾斜)からの乖離度
※両指数とも基準は100です。
● 取得情報
・価格(VWt)と 出来高(VQt)の 同方向性 と 強度の情報
・偽シグナルと、本物のトレンドを識別するための補助情報
【ランカーでの表示内容】
【ファインダーでの表示内容】
CI-Scoreは「瞬間的な価格×出来高のシナジー」をリアルタイムに数値化し、エントリー/イグジット判断 の補助情報として提供します。
3. V-Slope(Volume Slope Ratio)の仕組みと取得情報
● 仕組み
V-Slope = ⊿Vt / ⊿Vb
・⊿Vt:当日累積出来高 ÷ 経過時間(リアルタイム出来高速度)
・⊿Vb:前日出来高 ÷ 5時間30分(ベースタイム出来高速度)
※ ベースタイム = 前日ザラバ 総時間
● 取得情報
・V-Slope > 1 の場合:前日比で出来高スピード加速していることを示す
・V-Slope < 1 の場合:前日比で出来高スピード減速していることを示す
【ランカーでの確認(フォームで表示)】
【ファインダーでの確認(フォームで表示)】
※ フォーム上で V‑Slope を確認でき、閾値やトリガー条件と組み合わせて
運用します。
4.Qモデルの仕組みと取得情報
● 仕組み
CI-Score(価格乖離度×出来高スロープ乖離度)を基に、VWt と VQt の
100 基準からのプラス・マイナスで、銘柄の状況を4 つの象限(Q.1~Q.4)に分類します。
・横軸:VWt(価格乖離度)
・縦軸:VQt(出来高スロープ乖離度)
・各Qにおける、CI-Scoreの強度により、段階的にカラーで表示
※ Q.1 と Q.3 は、5段階の色分けを行い、上位段階は下位段階の倍数
スケールで設定します。
● 取得情報
・VWt と VQt の符号に基づく象限(Q.1〜Q.4)により、銘柄の「その瞬間
の局面」を提供します。
・CI‑Score は VWt と VQt の組合せから得られるベクトルの長さとして
扱い、その大きさ(強度)を表示します。
(ランカーでの確認フォーム)
※ ベクトルグラフはスクリーンショット表示(静止)
(ファインダーでの表示 / 確認フォーム)
※ ベクトルグラフはリアルタイム表示
・Q モデル (各象限:Q.1~Q.4)の詳細解説
CI-Score × Qモデルをデイトレードに即した視点で読み解くと、
以下のような売買シグナルが期待できます。
① Q.1【UPトレンド / ブレイクアウト局面】
・VWt >100:現在値が VWAP を上回り買い優勢
・VQt >100:出来高スピードが前日比で加速傾向
・シグナル:モメンタムが最も強いタイミング。直近高値ブレイクでエント
リ ーを検討。
② Q.2【横ばい優勢 / ウォッチ局面)
・VWt <100:価格は一時反落または横ばい
・VQt >100:出来高スピードが前日比で増加傾向
・シグナル:出来高先行で戻りが期待できる局面。短期のリバウンド狙いに
適するが、エントリーは出来高ピークと価格回復(VWt が再び 100 を超
えること)を確認してから。
③ Q.3(DOWNトレンド / 閑散レンジ局面)
・VWt <100:価格が VWAP を下回り売り優勢
・VQt <100:出来高スピードが前日比で減少傾向
・シグナル:トレードを控えるのが基本。横ばいレンジや押し目後の反応を
監視し、資金効率を優先して一時的に離脱を検討する。
④ Q.4(UP方向、ウォッチ局面)
・VWt >100:価格は上昇傾向
・VQt <100:出来高スピードはが前日比で鈍化傾向
・シグナル:典型的なフェイクブレイクや高値圏での反落リスクあり。寄付
き直後や引け前の急騰局面での短期利確やポジション縮小を検討する。
5.デイトレード向け活用シナリオ(一例)
① 寄り付き直後の瞬間判断(9:00~9:10)
・Q.1× CI-Score 上位銘柄を確認し、最初のモメンタムエントリーを検討
・VWtの気配を確認し、VWAP越えでエントリーを行う選択肢を持つ
② 特別気配からの寄付き銘柄をウォッチ(9:03~)
・特別気配寄付きで Q.1 になる銘柄に注目し、CI‑Score の伸び(勢い)
を基準に追加参入を検討する。
③ 朝の押し目探 [リバウンド] 探し(9:10~10:00)
・Q.2 に移行した銘柄を監視し、再び Q.1 に戻り CI‑Score が 100 を
超えた地点で押し目買い(リバウンド)を狙う。
④ 昼休み明けのリセット(12:30~14:00)
・Q.3 のまま推移する銘柄は一旦エントリーレベルをリセットし、
Q.1/Q.2 への再突入を待つ。
⑤ 引け前のエントリー銘柄の利確(14:30~15:20)
・エントリー中の銘柄が Q.1 × CI‑Score 高騰であれば、段階的に利確し
て当日ポジションを整理する。
6.留意点とベストプラクティス
【ランカー】
・ V-Slopeの感知倍率の自動調整:寄付き直後から時間帯ごとに自動で変更
されます
① 9:00:00 ~ 9:03:10: [閾値1] 30倍~ [閾値2] 50倍以上~
② 9:03:10 ~ 9:06:10: [閾値1] 20倍~ [閾値2] 30倍以上~
③ 9:06:10 ~ 9:09:10: [閾値1] 10倍~ [閾値2] 20倍以上~
④ 9:09:10 ~ 9:12:10: [閾値1] 6倍~ [閾値2] 10倍以上~
⑤ 9:12:10 ~ : [閾値1] 1.2倍~ [閾値2] 2倍以上~
※その日の相場の活況に合わせ、手動の切替も可能(朱色枠のセル)
・CI-Scoreのカラー表示閾値の変更:デフォルトでは下図の値に設定。
ユザー独自の値への変更も可能(環境設定で直接入力)
※ ランカー:「寄り前監視機能」(新規機能ガイド)
※ ランカー: 「ザラバ監視機能」(操作ガイド)
【ファインダー】
・ファインダーでは SPI(Selling Pressure Indicator)と組み合わせて、
CI‑Score 単独シグナルの信頼度を相互補強する運用を推奨します。
※ 運用上の注意
・本ツールは、回線環境やPCスペック、また極端な注文によるノイズの
影響を受けます。配信遅延やデータ欠損が発生する場合もありますので、
予めご了承ください。
・CI‑Score / V‑Slope / Q モデルはいずれも単独での売買判定に依存
せず、価格、出来高、板の状態との複合判断で運用してください。
※ファインダー:「トレード局面判定機能」 操作ガイド
7.まとめ
CI‑Score × V‑Slope × Qモデルは、価格と出来高の同調度と強度を同時に評価することで、デイトレードにおける局面整理を支援します。
本ガイドのシナリオとベストプラクティスに沿ってリアルタイムで俯瞰を行えば、寄付きから引けまで一貫した、主観に依存しないトレード運用が目指せます。
以 上