「永遠のテーマ」イーウーとアリババ、どっちがいいの?

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ビジネス・マーケティング
 巻頭画像の背景は、今やビジネスのグローバル化を語る上で知らないでは済まされない、中国アリババのマイページです。日本語表示も可能ですが、機械翻訳で頼りないので英語表示がおすすめです。(アリババ仕入の詳細は、今後有料講座を出品予定なので詳しく書けなくて済みません。ちなみに日本からのアリババ出品も可能です。興味の有る方は日本アリババ社が主催する無料セミナーに参加するなどして情報収集して下さい。)

 アリババの出品業者は、製造工場も有れば商社も有ります。例えばリュックやアパレルは製造工場が多く(海外からのOEM注文を受けるため。)、小物や部材(製品の原材料等)は商社や卸問屋が多い様に思われます。
 例の「マスク不足」の時は、既に書いた様に私も社会貢献したいと考えて3月中旬からアリババを検索しまくったら、1枚3円、最低ロット10万枚というマスク工場の掲載が有ったので、「2万枚だけ売って貰えないか」(10万枚も仕入れても保管場所が無いので。)と問い合わせのメッセージを送りましたが返事すら来ませんでした。通常は問い合わせれば1日以内には返事が来るので、これは全く相手にされていないと悟り、次に、メーカーではないけれどメーカーから仕入れて小分けして売っている商社とWeChatで交渉(既出のブログをご覧下さい。)、医療用の高品質マスク(日本で検査機関の検査を受けないと医療用としては売れませんが、雑貨としての販売は可能です。)を1枚50円で4千枚、計20万円分仕入れました。(日本の検査機関に電話したら検査は1か月待ちと言われました。何かを輸入する時は関係法令をクリア出来るか事前に確認します。)
 アリババ仕入れでは、必ずチャットで「商談」をしなくてはなりません。使用言語は英語または中国語です。日本語を勉強している担当者もたまにいますが、込み入った話は無理です。こちらに対して文字チャットで意図が通じていないと感じると急にWeChat電話(LINE電話と同じ)して来て、ハキハキと賢そうな声の中国人女性が巻き舌の流暢な英語で話して来たりします、そんな時、私は「あいしー、おっけー」ぐらいしか言えない自分が本当に情け無くなります。文字ベースの英語チャットでは翻訳アプリも使いながら商談しているので、向こうは当然英会話も出来ると思ってかけてくるのです。

 話がそれましたが、今日の本題「仕入先はイーウーか、それともアリババか」に入ります。
 商品単価だけで比較したら、イーウーはアリババの半値です。輸送コストはどちらも同じですが、アリババの小規模出品者の中には送料をふっかける業者も有るので、見積もりでそういう事する業者には「今回は残念」と返事をして断ります。(その程度でいちいち腹を立ててはいけません。)
 イーウーは、実を言うと、ネット通販用より実店舗用の仕入に向いています。例えばバッグ類は、イーウーの店頭で品質を見ながら少量多品種をまとめて買うといった具合です。
 アリババで仕入れる場合は、先ずはサンプルを必ず入手します。サンプル1個の購入も可能ですが高いので、もし同じものがアマゾンかアリエクスプレスで売られていたらそれを買ってみます。いきなり100個とか仕入れて日本クォリティに達していなかったら、全部タダ同然で売却処分する事になります。全ての業者がそうしているかは知りませんが、私はそうしています。
 その点、イーウーでは商品を自分で見て買っているので、もし粗悪品を掴まされたらそれは自分のせいです。(中国の伝統的考え方です。)イーウーのデメリットとしては、日本に帰ってから注文しようとしても店の経営者が国際送金に不慣れだったりします。(他に送金方法が無い事も無いのですが、ここでは詳しくは書きません。)同じ物がまた買えるかも分かりません。

【おまけ】
 WeChatは日本の携帯番号でアカウントを作れますが、キャッシュレス決済機能は日本では設定不可能です。(成田空港に有る端末で先にお金を払い、アプリを設定してもアカウントにチャージできませんでした。また、日本に有る中国銀行東京支店の銀行口座も持っていますが、それも設定には使えませんでした。)

WeChat画面です。
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(つづく)
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