アリババ登録を出来ずにいた時、思わぬ突破口が(Ver1.1)

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ビジネス・マーケティング
(誤入力の訂正とかなり加筆をしました。)2016年3月末に地方公務員を定年退職すると、かねてからやると決めていたネット通販ビジネスを開始しました。
 年金不足が言われる中、60歳定年の3年前ぐらいから、自分の年金予想額を見て「こんな金額では平均的生活すら出来ない」と危機感を抱いていました。しかし起業すると言っても、商売経験は若い頃に1年ぐらい飛び込み訪販セールスをやっただけ。経営に関する知識はと言うと、セールスを辞めてから経理学校に行き2級の資格を取った簿記の知識だけでした。
 そもそも何を売ったらいいのかも分からない中で、本屋さんで目に止まったのが、「Amazonビジネスで億万長者に!」みたいなタイトルの本。今から思うと本の著者がどこまでAmazonを知っていたのかも疑わしい中身で、起業後しばらくして捨てました。

 Amazon起業についての詳細は今後開く予定の有料講座に譲るとして、とりあえず起業して最初にした事はAmazonの大口出品者登録。しかし売る物が無ければ商売は始まりません。イーウーには、在職中に起業すると決めた時に中国旅行も兼ねて妻とともに一度下見に行っていて、またタオバオ輸入代行業者のサイトで妻用に1着コートを買ってみたらそれがかなり良い品だったので、最初に仕入に使ったのはタオバオの輸入代行業者でした。
 しかし代行業者経由での輸入は商売として使うにはそれ程安くなく、今後、一人前の輸入業者になるためにはインターネットで直接仕入れられるアリババにアカウント登録することが必須との結論に達しました。アリババのサイトはすぐに見つかったので、英語のページを必死で読みながら登録を進めて行くと、アリペイ設定とか、出品者になった時の売上入金口座登録なのか?中国の銀行口座入力画面も出て来て、これは無理と思って一旦は諦めました。

 アリババが駄目なら他にネット仕入れに使える中国ECサイトは無いかと探して、アリババと同じ系列のアリエクスプレスはどうかとスマホでサイトを見ているうちに「試しに何か買ってみよう」という気になり、安い小物を1個カートに入れて購入の流れを進めたら、なんとクレカ払いであっけなく買えてしまいました。
 そこでまた気を取り直してアリババのサイトを見ると、アリババはアリエクスプレスとは違いBtoBサイトなので、注文は最低100個からとか、2桁も3桁も大きい金額になります。気軽に試し買いするのは無理と思い、やっぱり駄目かと諦めかけたその時、もしやと思ってアリエクスプレスのアカウントでログインしてみたら普通にログイン出来てしまいました。その後自社のプロフィールを入力(この辺はさすがBtoBです。)してアカウントが完成。要するにアリペイ設定も銀行口座設定もスキップしたのと同じ結果になったのです。この時は自分で自分に「ブラボー」を送りました。

 せっかくアリババに登録出来たんだから何か安い物を注文してみようと思い、1個200円のiPhoneカバーを100個注文すべく「問い合わせ」ボタンから恐る恐る英文で「Dear 〇〇,、、、」みたいなメッセージを送ったら、すぐに返事が来て注文内容を確認。支払方法を聞いたらクレカが使えると。え?!アリペイじゃなくていいの?!と思いながら注文ボタンから支払画面に進んだらクレカで支払いが出来ました。
 貿易実務の本に書いてある様な銀行間送金も通関書類作成も不要で、誰でも簡単に本格輸入が出来るじゃないか(但し保険を付けたければ出品者との取引の中で決める事になると思います、私は付けた事無いですが。またクレカでの支払いは小規模取引に限られるでしょう。通関業務は物流会社が代行してくれます。)と、ようやく中国ビジネスらしい体制が整って来ました。

(アリババのアカウント登録のやり方も「売れる情報」かもしれませんが、私の有料講義では単なる手順の指導ではなく「商売」を教えたいので、アカウント登録の仕方なんて惜しげも無くこの無料ブログでお教えします。)

【おまけ】
イーウー市内の看板。
 山奥の貧しかった山村が、国策の「再出発、再発揚」の号令の下、たった数年で世界を相手にビジネスをする近代都市に生まれ変わりました。
 それを見るにつけ、日本の東北は震災以降にどうしてそうならなかったのか、単に漁村を再建するだけで本当に良かったのかと思わずにはいられません。
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(つづく)
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