OBSで背後にグリーンバックを張らなくてもグリーン1色の画像ファイル1枚でクロマキーが出来る方法をお教えします。
なお、使用するパソコンが旧くzoomの背景抜き機能が使えない場合は、残念ながらこの手法は使えません。
zoomはグリーンバック無しでも背景を消してくれますが、OBSにはそういう機能が無いので、普通は自分の背後にグリーンバックの布を張らないとクロマキーが出来ません。
そこでOBSでも布のグリーンバックを貼らなくても背景を抜ける様にする裏技をご紹介しますか。
以下の手順に従って設定して下さい。
用意するソフト zoomとOBS
パソコン Mac OS12以上またはWindows10以上
手順1.グリーン一色の画像ファイルを作ってzoomの背景にする。
ATMでお金を引き出そうとしているのではありません。眼鏡に室内が反射してしまったのでボカシを入れています。
先ずはzoomの設定で背景にグリーン一色の画像を加えて、次にzoomミーティングのカメラをオンにします。すると、まるでグリーンバックを使った画像みたいな表示が作れます。カメラウィンドウの上部の黒い部分はウィンドウのバー部分を下げて隠します。下の部分は隠せないのでそのままにします。
手順2.OBSを起動して、ソースに手順1のカメラウィンドウを加える。
zoomのカメラウィンドウは開いた状態でOBSを起動します。その時zoomのウィンドウがOBSの下になっても構いません。
+ボタンをクリックして、ソースに「ウィンドウキャプチャ」を追加します。「画像キャプチャ」ではありません。
手順3.ウィンドウをクリックしてプロパティを設定する。
ウィンドウキャプチャをクリックしてzoomミーティングを選び、キャプチャ方法も選択します。自動だと真っ白いだけの画面かもしれません。
手順4.画面上で右クリックしてフィルタでクロマキーを選ぶ。
zoomミーティングウィンドウがOBSの画面に表示されたら、その上で右クリックして、フィルタでクロマキーを選ぶとグリーン部分だけが抜けます。
手順5.配信で見せたいウィンドウも加えて位置調整する。
ゲームやパワーポイントなど、見せたいウィンドウを開いてOBSのソースに加えます。加えたら2つのウィンドウの位置を調節します。zoomミーティングの下の黒い部分はOBS画面の枠外に出して見えなくさせます。
以上でグリーンバックを背後に張らなくてもOBSでクロマキーが出来ます。
OBSとzoomの2つを起動する手間はかかりますが、一度設定すればいつでもどこでもグリーンバック無しでクロマキー配信が出来ますので、是非お試し下さい。