こんにちは。
脱公務員キャリアコンサルタントのしーもです。
今日も公園絡みの記事をお届けします。
以前の記事はコチラ↓
今回は、公園に面した土地を住宅用地として購入する際に気をつけておきたい点についてご紹介します。
公園に面した土地、しかも南側が公園だったりすると、日当たりも良く、しかもそれが将来に渡って約束されているようなものですから、不動産屋さんはきっとこう言うでしょう、
「ここは日当たりも良くて、市の公園ですので、後々高い建物が建って日陰になるようなこともありませんからおススメです。」
と。
■公園に面した土地のメリット
隣接した土地が公園の場合には、日照や通風の面でメリットがあります。
隣接地が畑や田んぼの場合でも、同じように日照も通風も確保されているかもしれません。
ただ、将来に渡ってというと、その保証はありません。
後々転売されてマンションが建ったりすると、途端に日当たりが悪くなったり、風通しも悪くなったりするかもしれません。
私が現職時代に建築や宅地開発の部署にいた際、
隣の畑が宅地開発されてマンションが建つことで自宅の日当たりが悪くなるから、もっと高さを低くするとか、もっと建物を後ろに下げるとか、役所から言って指導してくれないか、としょっちゅう言われていました。
まあ、そんなことは無理なんですけども…
そういう将来の心配をしなくて済むという点では、公園に面した土地を購入するというのはメリットが大きいですね。
一方でデメリットがあるのも確かです。
■公園に面した土地のデメリット
すこし良心的な不動産屋さんはこうも言うかもしれません。
「ただ、公園ですので時間帯によっては子供の声がしたりはあると思うので、気になる方にとってはマイナスかもしれませんね」
と。
最近では、子供の泣き声も騒音だという人が多いので、保育園の開設ですら近所の高齢者が反対するなど、色々物議を醸していますね。
せいぜいそれくらいしか不動産屋さんは言ってくれないでしょう。
ですが、
公園というのは基本的に出入り自由な公共空間ですから、場所によっては、深夜に若者がたむろする場所にだってなりえます。
公園の広場部分は、基本は土舗装ですから風が強い日には砂埃が舞います。
樹木が多い公園では虫も多くなります。(自然が豊富な証ですね)
遊具の配置によっては、家の中を覗き込まれることもあり得ます。(ジャングルジムや滑り台のような高さのある遊具の上から)
ボール遊び禁止でも、お構いなしにする人はいますから、ボールが飛んでくることもあります。
という感じで、他にもいろいろデメリットになり得る事というのはたくさんあるんです。
どれもちょっと想像力を働かせればわかることばかりなのですが…
不動産屋さんは、買主がそうした想像力を働かせる前に売ってしまいますから、後から気づいても後の祭りということになります。
上に書いたこと、全部実際にあった苦情を基に書いていますので。
しかも家を買った人は、公園があることを承知の上でそこに住んでいる人ばかりでした。
■重要事項説明だけではわからない
不動産を売買するときには、その不動産の取引きに関して重要な事項を説明する義務が不動産屋さんにはあります。
宅地建物取引業法という法律で定められています。
しかも、その重要事項を説明するのは誰でも出来るのではなく、宅地建物取引士(いわゆる宅建士)という資格を持った人でなければならないと定められています。
が、その重要事項の中に、先ほどのような内容は含まれていないので、説明する義務はありません。
もちろん隣地が市が管理する公園であることの説明はありますが、その先は自分で想像してください、という話です。
公園に面した土地、一見すると好条件のようにも思えますが、想像力を働かせて考えられる出来事を自分が許容できるかどうか、メリットと天秤にかけてどちらかより重要かを判断して購入の決断をしていただければと思います。
くれぐれも、買う前からわかるでしょ、という内容で役所に苦情を言うのは辞めましょう。
そんな苦情に振り回された元公務員の独り言でした。