こんにちは。
脱公務員キャリアコンサルタントのしーもです。
今日は、「やってるつもりのはげまし技法からの卒業」というテーマで記事をお送りします。
カウンセリング技術における”はげまし技法”とは、
うなずき・あいづち・表情
によって、相談者の語りを促す(はげます)技法ですね。
決して、
「元気出して!」とか「大丈夫?」という意味でのはげましではないことは、カウンセラーやキャリアコンサルタントを目指す方ならご存じかと思います。
以前、うなずき・あいづちの意味について記事を書きましたが、今回はもう少し違う視点でお届けします。
カウンセラーに求められる基本的態度として、
受容
共感
自己一致
の三つがあることは、カウンセラーやキャリアコンサルタントを目指す方ならご存じかと思います。
では皆さんは、
自分自身の”うなずき”や”あいづち”がどんなものか自覚しているでしょうか??
そう言われると、意外と「自分ってどんな頷き方、相槌で話を聴いているんだろう…」ってパッとイメージできない人も多いのではないでしょうか?
また、イメージ出来た人も、本当にそうなっているでしょうか?
自己一致本当にできてますか??
■第30回の実技試験いよいよスタート
第30回キャリアコンサルタント試験も学科と論述試験が終了し、今週末からは実技面接試験がスタートします。
緊張すると思いますが、まずはしっかり相手の話を聴く土台を作ることを心がけてください。
結論を急いだり、どうしたら解決するかな、と考えることは厳禁です。
■次回試験に向けての自己学習も
またここからぼちぼち養成講座も終了して、次の第31回試験に向けての自己学習が始まる方も出始めるでしょう。
実技面では、面接試験(ロールプレイ)の準備として、同じスクール生同士で定期的に練習会を行う方も多いと思います。
どうしても、色々なケースを経験して慣れよう!というところに意識が向きがちですが、それは本質的ではありません。
こういう悩みの場合は、こういう質問をしよう、とあらかじめ決めておくというのは、果たして本当に来談者中心なのでしょうか?
原点に立ち返ってもらうとわかると思います。
■急がば回れ
焦る気持ちもわからないではないですし、養成講座でも後半はロールプレイを何度かやっていると思うので、ついついその延長線上で、ロールプレイの数をたくさんこなそう!となってしまうのも無理はありません。
ですが、
ちょっと立ち止まって基本から意識して取り組んだ方が、結果として近道になることも多いです。
というのも、以前も記事で書いたように、面接試験の評価項目の「態度」でB評価を取って落としてしまう人、結構多いんです。
2度目のチャレンジになってしまっている人の多くは「態度」で落としている人と言ってもいいくらいです。
態度についても以前の記事で書いた通り、「態度」でB評価は本当にもったいないです。
■まずは”うなずき””あいづち”から
これまで多くの方のロールプレイのお相手をしてきましたが、なかなか結果が出せずに苦戦している方の場合、ほぼ全ての方が「うなずき」や「あいづち」がほとんど見られないか、小さい(少ない)かのどちらかです。
また、そういう方は、得てして表情も硬く、変化に乏しいです。
そしてそのことに対して結構無自覚だったりします。
簡単な傾聴練習をして、それを動画で振り返ってみて、初めて自分が「うなずき」も「あいづち」もほとんどしていないことを自覚される方が多いのです。
でも、ご本人はしているつもりなんです。
が、動画ではかすかに頷いているように見えるくらい、時折小さな声で「あぁ…」とか相槌が聴こえるくらい、なのです。
ご自身で振り返ってもらうと、
「こんなに出来てないと思わなかった…」
「もっと親身に話を聴いているつもりだったんですが…」
「ものすごく事務的に聴いてますね…」
と言った感想を口にされるのです。
こうしたギャップというのは誰にでも起こりえることだと思います。
■ギャップを埋める”自己一致”
自分で自分の動作や表情というのは見えないですから、どうしても感覚と現実とのギャップというものが起こりやすくなります。
声だってそうですよね?
自分で出している声を録音で聴いた時、誰しもショックを受けたと思います。
え??こんな声だったの?と
自分の声を聴くのが嫌で録音とか録画の振り返りをあまりしない方もいるくらいです。
動作も同じです。
例えばスポーツの場面では顕著ですね。
自分では正しく動いている、動かしているつもりだけど、動画で振り返ってみると、全然イメージと違うなんてことはよくあります。
私の冬場の活動であるスノーボードレッスンの現場では、そうした感覚と現実のギャップの解消自体がレッスンの核にすらなってきます。
このように自分の感覚と現実のズレを放置したままでは、到底”自己一致”なんて出来るはずもありません。
受講者同士の練習では、そんな部分はあまり気にして見ていないと思うので、こういうことを聴いた方がいいんじゃないか?とか、この言い方はどうだ、とか、そっちの方に意識がいっている方が多いようにも思います。
なので基礎的な部分が見過ごされたまま試験本番に向けての練習を続けていく悪循環にもなってしまいます。
まずは、初歩的な「うなずき」「あいづち」を感覚と現実で一致させましょう!
「やってるつもり」のはげまし技法から卒業するために、しっかり何度も振り返って確認してみましょう!
土台となる基礎をしっかりしたものにせずに、上に立派な建物を建てようと頑張ってみても、足元がグラついていては無理ですよね。
それと同じです。
たかが基礎、されど基礎です。
試験直前のかけもみも、次回試験に向けてのサポートもお任せください!!