キャリコン実技面接試験対策-深掘りできないって⁇-

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コラム
こんにちは。
脱公務員キャリアコンサルタントのしーもです。

さて、今週末から第30回キャリアコンサルタント試験が始まります。
11月2日(日)に学科試験と実技論述試験、
11月8日(土)からは実技面接試験も行われますね。

私の試験対策の講座にも、様々な方から相談があります。

初受験の方、二度目、三度目の方、実務経験での受験に臨む方などなど…

特に面接試験対策を受講いただく方には事前に、
”あなたの課題はどんなところですか?”
と、お伺いするのですが、
相談者の話を”深掘りできなくて…”
ということを仰る方がかなりの数いらっしゃいます。

あと一つは”口頭試問が上手くまとまらない”というものですね。
この“深掘り”と“口頭試問”、まさに試験対策における二大お悩みといっても過言ではないかもしれません。

■”深掘りができない”とは?

では、深掘りができないっていうのはどういう状態なのでしょうか?

表面的な対話に終始して、相談者が一体何に悩んでいるのかの本当のところがよくわからなかった。
相談者の気持ちや感情の背景などがわからなかった。
感情に焦点を当てた傾聴が出来なかった。
事実確認ばかりになってしまった。

深掘りできなかったという方の話を聞くと大体このようなことを仰る方が多いです。

■感情にアプローチするのが大事⁈

キャリアコンサルタント養成講座の中では、ほとんど全ての人が、傾聴する際は、相談者の気持ちや感情に寄り添って、とか、感情に焦点を当てて、という風に教わっているのではないかと思います。

私もそう習いました。

なのに、実際に話を聞こうとすると、せっかく相談者が事実や感情について色々と語っているのに、なぜか相談者の語りをスルーして、次から次へと質問してしまいます。

では、なぜスルーしてしまうのか?
聴き漏らしている??
そうではありません。

聴いているけど、反応できていないのです。

■なぜ相談者の語りに反応しないのか?

シンプルに言えば、通称”早わかり”という、相談者の語りを聴いてわかった気になる症状のせいですね。

相談者が何かを語ったら、
→そうなんですね。
といって、相談者の話の詳細を理解することなく、わかってないのに、わかった気になってしまう。

だから、相談者の言葉をスルーしてしまって、表面的な対話が続いていってしまうことになります。

他にも深掘りできない要因はありますが、多く見られるのがこの症状です。

■応答事例のサンプル

例えば、
CL1:未経験の異動先で不安なんです…
CC1:未経験で不安なんですね、、異動先ではどんなお仕事を?
CL2:異動先は営業部なんです。自分にできるかどうか…
CC2:営業部に異動なのですね。未経験でできるかなと思われているんですね。なにかこれまでのご経験で、活かせそうなものはありそうでしょうか?
CL3:んーどうでしょうね、全然畑違いの仕事しかしてこなかったので…
CC3:上司からはどんなことを言われたのでしょう?
CL4:これまでの経験を活かして、ぜひ次の部署でも頑張ってほしいと。
CC4:これまではどんなお仕事をされてきたのですか?
CL5:今まではエンジニアの仕事をしてたんです。
CC5:どうでしょうか、なにかそのご経験で営業に活かせそうなものはありますか?
CL6:いや、そう言われても…ちょっとわからないですね…
CC6:・・・
みたいなやり取りがあったとします。
(かなりざっくり作ってますが、結構こんな感じのやり取りをする人多いです)

やってる本人は一生懸命相談者に向き合って話を聴こうと頑張っている…
でも、なぜか会話が深まらない…

このやり取りには、色々突っ込みどころはありますけども、結局のところ、この相談者は一体何が不安なのでしょうね??

不安を口した相談者に対して、
異動先の仕事は?と早速、事実確認の質問を投げかけています。

自分にできるかどうか…と自信の無さを口にした相談者に対して、
なにか今までの経験で活かせることは?と、早くも解決思考な投げかけをしています。

その後も、結局相談者が何に不安を感じているのか、できるかどうかとは、なぜそう思うのかがわからないまま話が進んでいってしまい、表面的で堂々巡りな対話がこの後も続いていきそうな感じです。

■早わかり思考になると見えなくなる

話を聴くキャリアコンサルタント側が、
未経験の異動で不安なんだな
できるかどうか自信がないんだな
自分も初めての部署に行くときは不安があったし、
できるかどうか自信なかったな…(なるほどそういうことか)
と勝手に想像して理解してしまうから、結果としてスルーしてしまいます。

未経験の異動先の「何が?」不安なんだろうか?

「どうして?」できるかどうか、と感じるのだろうか?

と相談者の悩みを同じ目線に立って理解しようと考えることが大切です。

■時間に関するキーワードも要注意

最近
ずっと
いつも
しょっちゅう
長いことやってきた

こういった時間に関するキーワードが出てくることも多いですが、
これらもそのままスルーしてしまうと、相談者の感じていることとキャリアコンサルタント側の感じていることが一致しないということが起こりえます。

「最近仕事に行くのがしんどくて…」
この「最近」が意味する期間が、1週間くらいなのか、1ヶ月なのか、それとも3ヶ月くらいなのか、最近という言葉の尺度が人それぞれですね。

数日ならまだそれほど深刻なことでもないかもしれませんが、数ヶ月ということになると、かなり深刻さの度合いが変わってきますよね。

「あれからずっとモヤモヤしているんですよ…」
というのも、24時間常にということなのか、なにか波があるのか、など不明瞭な言葉ですね。

「いつも」や「しょっちゅう」といったような言葉も同じです。

「もう長いことエンジニアをやってきた…」
定年間近の相談者がそう言うと、勝手にエンジニア一筋30数年みたいな人物像を作ってませんか?

「長い」という言葉にも、人によって10年くらいなのか、もっと長いのか捉え方はいろいろだと思います。

じゃあ10年だとしたら、先の定年間近の人は後の20年はどんなキャリアを積んできたんですか?というのが気になりますよね。

つまり、同じ言葉でもその中身によって、受け止め方が全然違ってくるということですね。

■質問の前にまずは聴くのが先

”深掘り”
これは、カウンセラー側が相談者に対して、どう言葉(質問)を投げかければいいのか、ということに目が行きがちですが、
そうではなく、
相談者の語りをどのように受け止められているか、という問題だと認識した方がよいでしょう。

前者はアウトプット、後者はインプットなので、全くベクトルが違います。

相談者が語った言葉に反応することなく、定型的な質問集に書いてある言葉を投げかけていても、そりゃ、上手くいくはずもありません。

日常会話だって、テンプレートで対応されたら会話が弾まないのと同じじゃないでしょうか。

たぶん、
次、なに聴こう…って、
質問することで頭がいっぱいになっている方も多いと思います。

ちょっと深呼吸して、質問の前に、まずはしっかり聴く、受け止める、そこから始めてみませんか?

「深掘り」というのは、技術云々の前に“意識”によるところが大きい問題です。

ちょっと意識するだけで、あなたの対話はぐっと変わります。

今からでも、まだ間に合います!

試験に臨む受験者の皆さん、ぜひ頑張ってください!!
応援しております!

■まだ間に合う!最終調整のお手伝いいたします!!

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