転職しないという選択はありか。「現職に残る」を積極的に選ぶための考え方

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学び

「転職しようかな」と
思い始めて、
しばらく経った。

でも、
動けていない。

「やっぱり今の職場も
悪くないのかな」
という気持ちが
出てきている。

でも、
「転職しない」と
決めると、
なんとなく
負けた気がする。

「諦めたのかな」
「逃げたのかな」
「もっと頑張れば良かったのかな」
そんな気持ちが
じわっと出てくる。

転職した友人の話を
聞くたびに、

「私だけ取り残されている」
という感覚も
少しある。

でも、
本当にそうでしょうか。

「転職しない」は、
本当に
負けなのでしょうか。

この記事では、
元採用責任者として
10000時間以上の
転職支援をしてきた私が、

「現職に残る」という
選択を
積極的に選ぶための
考え方をお伝えします。

1. 「転職しない」を選んだとき、なぜか罪悪感がある

転職相談で
興味深いことが
あります。

「やっぱり転職しないことに
しました」という
報告のとき、

多くの方が申し訳なさそうに
話すことです。

「結局、動けなくて」
「まだ踏み切れなくて」
「もう少し様子を見ることに
しました」

転職しないことへの
罪悪感のようなものが、
言葉ににじんでいます。

でも、
考えてみてください。

「現職に残る」は、
一つの選択肢です。

「転職する」と
同じだけの重みを持つ、
立派な決断です。

罪悪感を感じる必要は
ありません。

問題なのは、
「転職しない」を
積極的に選んでいるか、

「転職できなかった」
という消極的な
状態になっているかです。

この2つは
まったく違います。

2. 「転職=正解」という空気に、飲み込まれていないか

ここ数年で、
「転職は当たり前」
という空気が
強くなっています。

SNSには
「転職して年収アップした」
「転職して人生が変わった」
という投稿が並ぶ。

転職エージェントの
広告も増えた。

「1社に居続けるのは
時代遅れ」
という言葉も
聞こえてくる。

この空気の中で、
「転職しない」という
選択をすることに
プレッシャーを感じる
方が増えています。

でも、
転職が正解かどうかは
人によって違います。

転職した人の
成功体験は
目立ちます。

でも、
転職しなかったことで
キャリアを
積み上げた人の話は
あまり表に
出てきません。

「転職した人の成功体験」と
「自分の状況」を
比べることには、
意味がありません。

あなたのキャリアの
正解は、
あなたの価値観と
状況で決まります。

3. 「逃げの現状維持」と「積極的な現職選択」は、まったく違う

「転職しない」には
2種類あります。

逃げの現状維持
怖いから動けない。
面倒だから先送りしている。
「まあいいか」で
なんとなく続けている。

この状態は、
「転職しない」ではなく
「決断していない」
です。

じわじわと
消耗します。

積極的な現職選択
今の職場の
何が良くて、
何が課題かを
把握している。

転職した場合と
比較した上で、
「今は残る」を
選んでいる。

「いつでも転職できる」
という状態で、
あえて今は残っている。

この状態は、
「転職しない」ではなく
「転職しないと決めた」
です。

同じ「残る」でも、
この2つは
まったく違います。

後者は、
主体的な選択です。

主体的に選んだ
「残る」は、
後悔しにくい。

4. 「現職の棚卸し→比較→決断」現職を積極的に選ぶ3ステップ

「現職に残る」を
積極的に選ぶための
3ステップをお伝えします。

ステップ1:現職の棚卸しをする
今の職場の
「良いところ」と
「課題」を
両方書き出します。

良いところだけでも、
課題だけでもなく、
両方をフラットに見ます。

良いところの例:
職場の人間関係、
業務の安定感、
スキルが積める環境、
通勤のしやすさ、
育児への理解。

課題の例:
給与の低さ、
評価への不満、
成長機会の少なさ、
将来性への不安。

全部書き出すと、
「なんとなく嫌」が
「これが課題」に
変わります。

ステップ2:比較する
書き出した課題が、
転職で解消できるかを
考えます。

転職すれば
解消できる課題なのか。

それとも、
今の職場で
工夫すれば
改善できることなのか。

転職しなくても
解消できる課題なら、
転職の必要性は
下がります。

また、
今の職場の良いところが、
転職先でも
同じように
得られるかを
考えます。

「転職したら失うもの」が
明確になると、
判断がリアルに
なります。

ステップ3:決断する
比較した結果をもとに、
「今は残る」か
「転職する」かを
決めます。

「今は残る」と
決めた場合、
「なぜ残るか」を
一言で言えるように
しておきます。

この「なぜ」が、
積極的な選択と
消極的な先送りを
分ける言葉に
なります。

5. 転職しないほうがいい人の特徴

転職支援をしていて、
「この人は今転職しないほうがいい」と
感じる場合があります。

正直にお伝えします。

感情的な理由だけで
動こうとしている場合
「上司が嫌だから」
「職場の雰囲気が合わないから」
だけで転職すると、
転職先でも
同じことが
起きやすい。

感情は
転職のきっかけに
なりますが、
それだけでは
理由として弱い。

「向かう先」が
決まっていない状態は、
もう少し整理が必要です。

今の職場で
得られるものが
まだある場合

スキルを積める
環境がある。

信頼できる上司が
いる。

数年後に
大きなプロジェクトを
任される予定がある。

「転職できる準備ができていない」
のではなく、
「今の職場にまだ得られるものがある」
なら、
残ることに明確な意味があります。

転職市場での
準備が整っていない場合
書類の準備もできていない。

自分の強みを言葉にできない。

どんな企業を目指すかが
決まっていない。

この状態で
動き出すと、
焦りから
転職先を
誤るリスクがあります。

準備を整えてから動く、
という判断は
正しいことが多い。

6. 「転職しなかった」ことで、キャリアが開けた30代女性の話

実際に支援した方の
話をお伝えします。

「転職すべきかずっと悩んでいて」
という言葉とともに
相談に来た30代の女性でした。

話を聞いていくと、
今の職場への
不満はあるけれど、
大きな理由は
見つからない。

でも、
「転職した友人を見ていると
自分もしなきゃいけない気がして」
という気持ちが
強かった。

一緒に
現職の棚卸しをしました。

すると、
こんなことが
見えてきました。

今の職場には、
2年後に
プロジェクトリーダーを
任される見込みがある。

人間関係は悪くない。
スキルアップの機会もある。
課題は給与の低さだけで、
それ以外は概ね良い。

「転職して得たいものが、
今の職場でも得られそうですね」

その言葉を
聞いたとき、
彼女の表情が
変わりました。

「そうか、転職しなくていいんだ」
「転職しなきゃいけないと
思い込んでいたかも」

その後、
「今は残る」と
決めた彼女は、
プロジェクトリーダーに
なりました。

「あのとき無理に転職しなくて
良かった」と言っていました。

7. 「今は残る」と決めたら、次にやること
「今は残る」と
積極的に
選んだ後、
やっておくと
いいことがあります。

「いつでも転職できる」状態を作っておく
「転職しない」と
「転職できない」は
違います。

職務経歴書を
最新の状態に
更新しておく。

自分の強みを
言語化しておく。

転職市場での
自分の価値を
把握しておく。

この状態を
作っておくと、
「転職しない」が
「選んでいる」に
なります。

「残る理由」を言葉にしておく
「なぜ今は残るのか」を
一言で言えるように
しておきます。

この言葉があると、
「転職した友人を見ても揺れない」
強さになります。

現職でやること決める
「今は残る」と
決めたなら、
「今の職場で何を得るか」を
決めます。

目標が決まると、
毎日の仕事への
向き合い方が
変わります。

8. まとめ|「残る」も、ちゃんと選べば後悔しない

ここまで読んでいただいて、
ありがとうございます。

今日お伝えしたことを
整理するとこうなります。

「転職しない」は、
負けでも
諦めでもありません。

積極的に選んだ
「残る」は、
立派なキャリアの
意思決定です。

「逃げの現状維持」と
「積極的な現職選択」は
まったく違います。

現職を棚卸しして、
転職と比較して、
「今は残る」と
決断する。

この3ステップを
踏んだ「残る」は、
後悔しにくい。

「転職すること」が
正解ではありません。

「自分で考えて選んだこと」が
正解です。
「今は残る」と
積極的に選べたとき、
仕事への向き合い方が
変わります。

それが、
キャリアを
前に進める
力になります。

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