フムロス ルプロス

記事
ライフスタイル
こんにちは
11月に入りずっと探していたビールがやっと手に入りました。
それは…
ビール発酵食品.jpg


 今年収穫した日本産のホップを使ったキリンの一番しぼりです。
ホップはビールに特有の苦みと芳香を与えてくれる蔓性の植物です。
学名をフムロス ルプロスといいます。可愛いですね。

未授精の雌花を乾燥させて糖化した麦芽液に加えて煮ます。
これに酵母を加えて発酵させるとビールになります。
写真ホップ発酵食品.jpg

 写真左は近所のハーブ園で撮影したホップなのでもう収穫時期は過ぎてしまったホップです。
真ん中は乾燥ホップの花の様子です。
右の写真は乾燥ホップです。

一般的なビールは乾燥ホップを使用するのですが、今回発売の「とれたてホップの一番搾り」は日本の岩手県遠野で栽培されたホップを乾燥せず生のまま冷凍それを使用してビールを作っています。毎年11月ごろ発売の期間限定販売です。
 私の祖父は戦後、山梨県でホップの栽培をしていました。
全国の農家でも戦後の復興を支えるため、いたるところでホップの栽培をしていました。
 その後、海外より安いホップが輸入させるようになりほとんどの農家はホップの栽培をやめてしまいました。
 このビールはその日本産のホップを「復活させ日本産のホップで旨いビールを製造しよう」という企画の商品になっています。
 遠野で収穫されたホップは乾燥させることなく急速冷凍をするのでとても良い香りのビールになるそうです。
ビール好きにはたまらない味と香りですね。
 期間限定なのでこの時期にしか飲めないのが残念ですが、もう少し国産ホップを栽培する農家が復活してくれれば一年通じて味わえるようになるかもしれません。
 ただし、ホップは北海道や東北、甲信越の高地など寒冷地で育つ植物なのでこのまま温暖化が進むとホップを使用しているビールは飲めなくなるかもしれません。考えたくないですが、考えていかないといけない課題です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。






サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す