新しい年を迎えました。昨年もこのコラムを読んでくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。日々忙しく過ごす中で、こうして言葉を綴る機会を持てること、そしてそれを読んでくださる方がいることをありがたく思います。振り返れば、昨年もまた、多くの変化と挑戦に満ちた一年でした。仕事では新しい分野への挑戦があり、学び直しの機会も多く、改めて自分の成長を感じることができました。一方で、変わらないものの大切さも実感しました。毎日の積み重ねが、長い目で見たときに大きな成果へとつながることを改めて意識した一年だったように思います。また、昨年は「継続すること」の難しさと大切さを強く感じた年でもありました。何かを始めることは簡単でも、それを続けることは想像以上に難しい。けれど、続けることで見えてくるもの、達成感や充実感は、何にも代えがたいものです。そうした経験を重ねることで、少しずつでも自分の理想とする姿に近づいていけるのではないかと感じています。
昨年は、仕事においても、プライベートにおいても、新たな挑戦が続いた一年でした。仕事では、これまでの経験を活かしながらも、未知の分野へと踏み出す機会がありました。新しいことを学ぶというのは、大変なことでもありますが、同時に刺激的で、自分の視野を広げる貴重な経験でもあります。プライベートでは、より健康的な生活を意識した一年でもありました。運動の習慣を持つことは、日々の忙しさの中で意識しなければ続けられないものですが、意識的に取り組むことで、心身ともに良い変化を感じることができました。特に、自分の中で一つの目標を設定し、それを達成するために少しずつ努力を重ねることの大切さを実感しました。また、昨年は「整理すること」の重要性を改めて認識した年でもありました。ものだけでなく、考え方や人間関係、日々の過ごし方なども含め、本当に必要なものとそうでないものを見極めることで、よりシンプルで充実した生活ができるのではないかと考えるようになりました。不要なものを手放し、大切なものに集中することで、心の余裕が生まれ、より前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになった気がします。
さて、ここで声を大にして報告したいことがあります。昨年、私は 懸垂2回を達成しました! ……と思われるかもしれませんが、これは私にとって大きな快挙です。初めて鉄棒にぶら下がったときのことを、今でもはっきりと覚えています。肩に力を入れて腕を引き上げようとした瞬間、まるで岩にへばりついたナメクジのようにピクリとも動かず、「これは本当に人間の動作なのか?」と疑いたくなるほどの衝撃を受けました。その後、鍛えるべき筋肉を調べ、少しずつトレーニングを重ね、ついに腕を引き上げることに成功したのです!1回目の成功は、思わずガッツポーズをしたほど感動的でした。しかし、その後も続けなければ意味がないと思い、トレーニングを継続。ついに2回目を成功させた瞬間、「これならいける!」と確信しました。まだ10回には遠い道のりですが、確実に進歩していることを実感しています。今年はさらに回数を伸ばし、鉄棒の前で逡巡せず、堂々と懸垂ができるようになることを目指します。
運動だけでなく、新しい年には「新しいことに挑戦する勇気」を持ち続けたいと思います。その一つとして、仕事の枠を超えた学びや活動にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。これまで培ってきた知識や経験を活かしつつ、新たな可能性を広げることができれば、自分にとっても、周囲にとっても、より良い未来につながるのではないかと思っています。また、副業という視点からも、昨年は多くの気づきを得ました。人は、一つの仕事だけに縛られず、複数の軸を持つことで、より柔軟に生きていくことができるのではないか。もちろん、本業とのバランスを取りながらの挑戦となりますが、今年は自分の可能性をさらに広げる一年にしたいと考えています。新しいことを始めるのは勇気がいります。しかし、懸垂1回目を達成したときのように、「できるかどうか不安だ」と思っている時間が最ももったいないのかもしれません。まずはやってみる。そうすれば、気づいたときには2回目、3回目へと自然に進んでいけるのではないかと思います。
このコラムを読んでくださっている皆さまの中にも、新しい年に向けて何かしらの目標を立てた方がいるかもしれません。それがどんなに小さなものであっても、「こうなりたい」という気持ちを持つことが大切なのではないかと思います。そして、その思いを持ち続け、少しずつでも前に進むことができれば、それは必ず未来へとつながるものです。私自身も、今年一年を通して、小さな積み重ねを大切にしながら、一歩ずつ前進していきたいと思います。そして、その過程で得た気づきや経験を、これからも皆さまと共有していければ幸いです。新しい年が、皆さまにとって実り多きものとなりますように。今年もどうぞよろしくお願いいたします。