コラム78  読書の時間

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 本を読んだ方がいいことは知っていました。でも時間がなかったのです。。。 
 私自身読書は好きでも嫌いでもなかったのですが、最近だんだんと読書が好きになってきました。20代30代は仕事して遊んで寝ての繰り返しで、ほとんど読書の時間が作れませんでした。40代になってからも転職するまでは読書しなかったのですが、8時半から始まり17時に仕事が終わる様になって、流石に毎日毎日飲み歩くわけにもいかなくなったので、読書を始めました。大体月に3−4冊くらいのペースです。これまでも投資系YouTuberの方々の投稿や本要約チャンネルなどはみたり聞いたりしていたのですが、やはり本は何かが違った趣があります。勉強系の本や自己啓発本なども読みますが、たまに今まで手に取っていなかった著名な小説などにもチャレンジしていると、やはり本はいいなあと感じる様になりました。
 本を読む前の自分は、本は一冊読むごとに自分が生まれ変わり、アップグレードし、レベルが上がると思っていました。しかし、本を一冊読んだとて自分が何かすごいものに変わるわけでもなく、教養が深まると感じるわけでも多分なく、はっきりいってたいして自分に変化は起きません。でも、ふとした瞬間に本で読んだフレーズが頭に甦ったり、小説で読んだ風景がフラッシュバックしたり、他者との会話の中に今まで自分が話さなかったような内容を咄嗟に盛り込めたりという事象がしばしば起きる様になりました。今の所の感想ですが、本を一冊読んでも印象に残る文言や場面は一つか二つです。本は作者と自分との関係の中で、共感したり納得したりするものなので、自分というフィルターを通してしまうと、作者である他者のことを理解できることなんて僅かしかないのであろうと推察しています。でも本とは大体そんなものだろうなと今の段階では思っています。
本を読んでいる間は時間が経つのが早いです。暇つぶしにはもってこいで、それ以上でもそれ以下でもないのかもしれません。一冊1000円くらい(中古ならもっと安価)で数時間の暇を潰すことが出来るのでコスパもいいです。以前書いた様にゲームも暇つぶしには大変優れた娯楽であると思いますが、本もそれに負けず劣らず、優れていると思います。その上、もし知識や人間としての深みみたいなものが向上するとしたら読書はとても有意義なのかもしれません。
 これまで私に読書を勧める人々が共通して述べていたのは、本はその著者の知識や経験を得る最も優れた道具であるということです。さらに、何十年、何百年と読み継がれている書物は、あまたある書物の中から人々のセレクションを受け生き残っているものであるため、良いものである可能性が高いとも教わったことがあります。私は時代に即した比較的新しい小説や啓発本も好きです。今後歴史に名を残してきた著名な本もチャレンジして読んでいこうと思っています。古事記とかでしょうか。
 40代になって暇つぶしに始めた読書。始めて数ヶ月、今の時点では読書が面白くてしょうがないです。今後読書を続けていくと何か生まれ変わった自分でも出てくるのか、何にも変わらないのか。しばらく続けてみて読書について深く深く語れる日が来ることを夢に見ています。

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