コラム77 今の重要性

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 40代にもなってくると、老後のことが気になり始めます。私もその例に漏れず老後のことは心配で、今からせっせと老後資金を貯めて老後に備えている次第です。老後老後といってもいつからが老後なのかイマイチ定かではありませんが、基本的には仕事をリタイヤして年金暮らしを始めたり、大幅に仕事を削減して週の大半を仕事以外の事柄に向けたりする様になったら老後なのでしょうか?最近はFIRE (Financial Independence Retire Early) といって早期に退職して貯めた資金で悠々自適に暮らすことも流行っているため、ますます老後の定義は人それぞれといったところですね。 
 私が老後で心配なのはお金のことばかりではありません。むしろお金よりも「暇」が心配です。生きていくためのお金があっても、週7日全て日曜日みたくなるわけですから、毎日仕事以外の何かをする日々が続くわけです。趣味、筋トレなどの運動、友人との会食、旅行、家事等など何かしらをこなして週7日を埋めていかないといけないと考えると、今から不安な気持ちになります。仕事ばっかり人間であった30代から、40代になっていろいろな仕事以外のことも頑張っているつもりではありますが、やはり皆さんと同様?仕事がなくなってしまったら心の緊張の糸がぷっつりと切れて、大きな洞穴が心に開いてしまいそうで正直とても怖いです。やはり今のうちから60代70代そして80代になっても充実した日々を送れる様な何か対策が必要なのだと思いました。
 では実際にどうすればいいのか少し、真剣に時間をかけて考えてみました。本やYOUTUBEなどで勉強すると、退職後の老後に必要なのはお金、友達や家族、ボランティア活動であると述べられていることが多いです。お金で旅行や飲食店等社会とのつながりを感じたり、友達や家族と交流し自分の社会的存在意義を確認したり、もちろんボランティアで社会貢献したりするなど要は自分が生きる意味を確認していく日々が老後でも必要な様です。日本社会では20代くらいから働き始めて約40年程度同じ様な仕事を続けて社会貢献しお金を稼ぐとこが多いです(最近は転職も流行っていますが、全く異なる業界に転職することは比較的稀?)。私が思うに、その流れでリタイアした後もうまく社会貢献するには再雇用や定年の延長で、自分が培ってきた技術なり経験なりを生かした社会貢献の方が容易なのでしょう。高齢化社会で老人が増えていく中若者は、早く高齢者が自身のポストを若者に譲ってリタイヤしてほしいとプレッシャーをかけますが、数で勝る老人たちは民主主義の原理に従い、自分の地位を保持し続けています。多くの老人は認知機能の低下や記憶力などの低下に伴い若者に地位を譲った方が一般的には老害を防げる印象ですが、多数決社会が続く限り、数が多い高齢者はなかなか自分たちの地位を譲らないことが今後も予想されます。
 どうすればこの様な社会がうまく回るのか、そして、私自身も数十年後いざ退職くらいの年齢になった時、今までの経験を活かして医師としてまだまだ働きたいと思ったらどうすればいいのかをよく考えています。その答えはだいたいわかっています。60代となっても実力で下の世代に負けない様に今のうちから努力するしかないのだと考えています。さらに、協調性や人徳を持って謙虚に、そして傲慢さや怠惰な自分を排除しかなりストイックにしていかないとこれからの時代、「老害」と若者たちから吐き捨てられてしまう人生が待っているのだと思います。働き続けるためには今から一歩一歩自分を高める努力を重ね、60代以降になっても社会から本当に必要とされる人物を目指していくしかないのだと考えています。
 日本は先進国の中で先んじて超高齢化社会に突入していきます。でも日本ならこの難題をクリアし、後から高齢化社会を迎える諸外国のいいお手本となることが出来る可能性を秘めているとも思っています。超高齢化社会をうまく回すためには、やはり高齢者も社会の歯車の一員として生産性のある事象に従事していくことが必要なことは自明です。そのためには政治的な社会整備ももちろん重要ですが、一人一人がいつまでも働いていけるようなマインドセットやスキルアップに注力していくべきであるとも考えています。

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