コラム76 世紀の大暴落

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 みなさま暑い中いかがお過ごしでしょうか?株式投資をやっている方々は戦々恐々とした日々を送っているものと思われます。多くの経済アナリストが現在の株価の乱高下についてコメントしており、私の出る幕では到底ありませんが、自分への道標として書いてみようと思います。 
 さて、約1ヶ月前の2024年7月上旬に日経平均は42000円の大台を超え、再び最高値を更新しました。私自身デジタル上の含み益のせいで気が大きくなってその頃から少し欲張った投資をしてしまっていた様です。気がついた時には後の祭り、1ヶ月程度で約10,000円下落し、特に8月5日、1日で日経平均が約12%暴落した史上2番目の下落率となりました。ちなみに6日は10%上昇したりしていて、今後もどうなるかわかりません。おそらく乱高下がしばらく続くでしょう。もう少し下がっていくことも覚悟しています。当然含み損は膨らんでいますが、しばらく静観せざるを得ないといった心境です。
 経済アナリストたちは口を揃えて冷静になる様に言います。そして、暴落の時こそ買い向かうべきだとか、市場から撤退しないようにするべきだとか言います。でも、正直後の祭りで、信用取引や先物取引で自身のリスク許容度を超えていた人々の多くは資産を失い撤退してしまったのではないでしょうか?私はほぼ現物取引だけでしたので、デジタル上の損失は大きいですが、何とか冷静に混乱が過ぎ去るのを待つといった状況です。
 この規模の暴落は37年ぶり、1987年(ブラックマンデー)以来のものです。私は株式投資を始めて大体9年くらいの比較的投資歴浅めなのですが、日経平均の30年ぶり史上最高値や100年に一度か二度くらいの暴落を経験できたことは大きな糧となるでしょう。この数日間の出来事はおそらく今後数十年語り継がれると思いますし、もしここを切り抜けて何とか株式市場にとどまり続けることができれば、次の暴落は戦う準備をすることもできそうです。孫子の兵法では戦の勝ち負けよりも、戦国の世をいかに生き抜くかが重要とされています。株式市場でも市場から撤退はリターンを得る可能性がゼロになるということを意味します。ここ数日でようやく理解できました。株式投資でリスクを取ってリターンを得るというのは、今回の様な暴落で撤退させられるリスクを抱えながら、年間5−10%程度の利益を目指していくということなのだと。
 今回の暴落を後に人々は何と呼ぶのでしょうか?考えてみます。「植田ショック」でしょうか。日銀のトップ植田さんは先日金利を上げました。そこから今回の暴落が始まったように見えます。確かに、金利を上げたのは長期間のデフレを脱却し、2%程度の緩やかなインフレを達成する目的であり、正常な経済を取り戻すための一般的な政策であったと思います。ただ、海外のいろいろな経済イベントと重なり、一気に市場がパニックになりました。植田さんが金利を上げた瞬間は日経平均上昇していた様な気がしますし、金利を上げたこと自体は今回のパニックの大きな要因とはあまり言えないかもしれないですが、タイミングが悪すぎたのだと思います。後に「植田ショック」と名付けられてしまうかもしれません。しかし、もうちょっとうまいネーミングがないものかと私なりに考えてみました。『AI ショック』アメリカのハイテク株がさらに暴落して、日経平均も今後2万円台に突入、なんてことがあったら普通に『AIショック』になりそうかな。普通すぎてすみません。でもハイテク株がこれ以上暴落しないことを願っています。今月は株式市場での生き残りをかけて、厳しい戦いが続きそうです。
 みなさまもどうかご無事で。

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