「自他の境界線が曖昧な人」が組織を壊すという話 【Vol.28】

記事
コラム
ここ数か月、私の職場で人の入れ替わりが激しくてですね。
一人ひとりが忙しくなりがちで、ピリピリした空気になることが増えまして。

他部署の方からもそういった相談を受けることも増えたのですが、そこで思ったことが

「自分と他者の境界線を引けていない人が多いなあ」

ということ。

この境界線を意識できない組織はトラブルが増え、
「崩壊を招きかねない」
ということを実感したこともあり、

今日はこの一連の流れを受けて改めて感じたことを、自戒も込めて記事にしたいと思っています!



そもそも、「自他の境界線」とは?

自他の境界線(バウンダリー)とは、どこまでが自分の事柄で、そしてどこからが他者の事柄なのか、それを区別する心理的な境界線のことである。

要は、物事に対して
「ここまでは私、ここから先はあなたの問題です!」
と線引きをすることですね。

当然ですが、私たちは一人ひとり別の個体ですので、
この境界線が曖昧になると、物事の前提や基礎が非常に不明確かつ不安定なものになってしまいます。

これこそがトラブルの元なのです!


日本人は境界線が曖昧な人が多い!

日本人はこの「境界線を意識する」ということが苦手だと言われています。

古来より日本は島国で「周りと同じである」ということが長く良しとされてきたこともあり、同調圧力の強い文化ですよね。

そのため、「忖度する」「察する」という国民性が現代でも根強く残っています。

この「忖度する」「察する」という行為自体が、境界線を曖昧にする原因なのです!


実際にここ最近、私の会社で起こっていることに関しても、

①私たちはこんなに忙しいのに、○○部のAさんは定時で帰っている
②昼休憩中にBさんがデスクで仮眠している。みんな頑張っているのにそれはどうなのか
③△△の業務、忙しくて手が回らないから□□部でやって(と怒っている)

などといったことがありました。

これらの文句を言っている人たち、
問題は見事に自分たちのことなのに、実に「他者に問題がある」ように捉えていると思いませんか?

これも日本の「忖度文化」が生み出しているなあと感じます。

お互いの領域を意識する

上記の例でいうと、確かに忙しさのあまり周りに対して苛立ってしまう気持ちがあるのでしょう。そういうものだと理解もできます。

ただ、自分の考えていることが、自分の問題なのか相手の問題なのかを区別できていないが故に、相手にズレた要求をしたり、「分かってくれない!」といった感情を生み出しています。


①に関しては、「仕事が忙しい」というのはあくまでその本人の問題であり、Aさんがたとえ遅くまで残業したとしても他部署であまり関連しない部署なので、その本人の仕事が早く終わるわけではありません。
主張すべきことがズレてしまっています。

もし、「他部署に手伝ってもらいたいほど忙しい」というのなら、その忙しい本人が協力を仰ぐのが自然な流れです。


②に関しても、同じようなパターンですね。
自分は忙しくしているのに、他者が呑気に寝ているように見えて不快になってしまっているのです。

ただ、休憩中ですしどのように過ごそうがBさんの自由です。就業規則にそのようなルールがあるわけでもありません。
「それが不快に感じてしまうほど忙しい」のであれば、それは本人が解決すべき問題です。

実に「忖度しろよ」というニュアンスが感じられますよね。


③に関しても、見事に「忖度しろよ」ということが透けて見えますよね。
こちらも忙しさ故に「業務の一部を他部署にお願いしたい」という話なのですが、よくよく話を聞いていると、

「自分たちはこんなに忙しいのに、なんで進んでやってくれないの?」
ということが怒り交じりに言葉の端々から感じられました。

「忙しくて手が回らないから、協力してもらえませんか?」と伝えればいいものの、余裕がないために「周りが察して然るべき」と捉えてしまっているのです。

このコミュニケーションをしてしまうのはお互いにとって損ですよね。
決して建設的ではありません。


「ここから先はあなたの問題」だと示す

上記のように自他の境界線が引けていないと、ズレた要求や認識を生み出してしまい、トラブルを生み、それがエスカレートすると組織の崩壊にまでつなががりかねません。

言われた側からすると単なる言いがかりなので、当然怒りも湧きますよね。
無理もないと思います。

実際に上記のパターンでは、個人同士がぶつかって揉め事に発展しました。


ただ、このようなことは日常生活でもよくあることだと思います。

なので私から伝えたいことは、
言いがかりを言われた時や、周りに不満をぶつけそうになった時には、
「自他の境界線が引かれているか」
を意識しましょう、ということです。

そして、自分の境界線の範囲内で
「働きかけ」として何ができるか、を考えてみてほしいのです。

要は、
「ここまではやるけど、あとはあなたが解決する問題だよ」
と示すということです。

とはいえ、言いがかりを言われたうえ、ここまで歩み寄るというのはそう簡単なことではないのですが(笑)
不要な争いをこれで避けられるのなら必要な考え方だな、と改めて思いました。

広い心と余裕を常に持っていたいですね!



文字にしてみると当たり前のようなことですが、世の中この切り分けができていない人が思ったより多いです。

反論が苦手な方などは、この切り分けができていない人に苦しめられているパターンが多いと感じます。
特にこのタイプが上司にいて苦労されている方が多い印象です。
思い当たる方も多いのではないでしょうか?


と、最近私の身の回りのことで起こった出来事ですが、
改めて思う事や考えることも多かったので、誰かの気付きになればと思い、アウトプットさせていただきました。

すぐに実践するのは難しいこともあるかもしれませんが、
知識として知っておくだけでも、何かあったときの対応にバリエーションが出せそうな気がしませんか?

無闇な衝突を避けるためにも、ぜひ知っておいていただきたい考え方です!

では、また!


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